「進撃のノア」をご存知でしょうか?
進撃の巨人?
ノアの箱舟の関係?
そう思う方もいらっしゃるかも(笑)
実は、キャバクラに勤務する女性の源氏名!
皆様のキャバ嬢のイメージはどうでしょうか?
憧れ?
それとも他人のお金で豪遊するなんてとんでもない!!と否定派?
何でもそうですが、真実を知っているようで知らない人が世の中にはたくさんいます。
この記事を読めば皆様の常識が変わるかも?
この記事は、当時23歳 年収2億円、大阪北新地No.1キャバ嬢の「進撃のノア」さんの著書「好かれる力」を基に営業や人間付き合いなどをまとめたものです。
進撃のノア?誰ですか?
いきなりですが・・・彼女が「進撃のノア」さん
【彼女のプロフィール】
進撃のノア(シンゲキノノア)
1995年生まれ。大阪府出身。15歳でニュージーランドの高校に単身留学。
帰国後、大学に進学するも、中学生時代にドキュメンタリー番組を見て憧れたキャバクラの世界に飛び込もうと、2年で中退。
大阪ミナミでキャバ嬢デビューすると、とことん人を楽しませる天真爛漫さと負けず嫌いを武器に、短時間でトップセールスを獲得。
北新地「ニルス」に移籍後、現在に至るまでナンバーワンのポジションを維持し続け、今ではグループ全店舗の統括プレーヤーになっている。
モデルやクラブDJとしても活躍。
源氏名 | 進撃のノア |
生年月日 | 1995年1月12日 |
年齢 | 29歳 ※2024年時点 |
在籍店舗 | CLUB REIMS(ランス) ※社長として |
過去在籍店舗 | CLUB NILS(ニルス) |
出身地 | 大阪府 |
血液型 | A型 |
身長 | 159.5cm |
好きな食べ物 | エビ・はも・しいたけ |
好きなアーティスト | BTS |
好きなお酒 | ビール・チューハイ・シャンパン |
SNSアカウント | Instagram:@shingeki_noa X(旧Twitter):@shingeki_noa YouTube:@shingekinoa3485 |
進撃のノアさんの公式YouTubeチャンネルは、キャバクラのリアルが観られるとあって非常に人気!
2024年7月現在チャンネル登録者数は80.6万人を誇ります。
なぜ進撃のノアなのか?
「ノア」は特別な人からとらせてもらった憧れのお姉さんの名前。
秋田のキャバクラのお手伝いで出会ったお姉さんが「ノア」さんでした。
秋田のノアさんは、そのお店でナンバー1。その方は、黒服に優しく、面倒見がよく、きれいで優しいし、人気者・・・
そんなノアさんに近づきたいと思って「ノア」の源氏名にしたのでした。
その後、彼女は考えます。どうすれば良くも悪くも一発でお客さんに名前を覚えてもらえるのか・・・そうだ、ユニークな名前な源氏名にしよう。
と生まれたのが「進撃のノア」でした。
当時のお客さんの反応
ノア「初めまして”進撃のノア”です。」
と名刺を渡すも
お客さん「何やねん!お前なめてんのか!」
とキレられることもしばしば・・・・( ノД`)シクシク…
当時は、「進撃のノア」と「ノア」の2つの名刺を用意して、ノリの良いお客さんには「進撃のノア」の名刺を、NGのお客様には「ノア」名刺を渡していました。
進撃のノア以外の候補は?
「進撃のノア以外」に彼女がお気に入りだったのは「どこでもノア」
由来は当時流れていた車のCMのキャッチコピーで、彼女自身、飲み屋やアフターに毎日行く方で、「どこでも」ええかって、ことで最後まで候補に残っていました。
最後に「進撃」に決めたのは、自分のイメージにピッタリだったから・・・
当時のどこでもノアのCMがこちら・・・
お客さんの情報は一番重要!
彼女は、お客さんの情報は命、初心者のうちは営業ノートが必須だと言います。
当時、彼女が水商売の初心者で作成した営業ノート。
そこには、水割り派、お湯割り派、ソーダ割り派、ロック派など、お客さんの飲み方やカラオケの十八番、その日の会話など、いただいた名刺と一緒に貼り付けて一冊に情報集約していました。
彼女は、営業ノートでまとめた内容を覚えます。
お客さんが大好きなカラオケの十八番も必ず覚えていたこともあり、『百万本のバラ』を歌い、
年配の不動産社長「なんで若いのに、こんな曲を知ってるんや!」
と、すごく気に入られた経験があります。
今は、ノートの代わりスマホでメモを取って、お客様の写真を撮ることで、ノートより効率アップを実現。
写真撮影を拒むお客さんには・・・・
「この画像アプリ、めちゃおもしろい!」
とアプリを試すふりして、写真をパシャ(笑)
何より情報をメモすることが業績に大きな影響を及ぼすということです。
メモの効果はこの記事に・・・メモの魔力とは?
LINEで営業するよりお店で120%の接客を!
キャバクラに行き慣れているひとなら、
「覚えていますか?今月、私の誕生日イベントなので一緒に祝ってほしくて、連絡してみました♡」
と、こんなLINEをもらったことがきっとあるはず。
これは・・・おそらく、お店からノルマを課せられたキャバ嬢が、焦って、過去に連絡先を交換したお客さんに手当たり次第連絡していると思われます( ;∀;)
彼女自身は、このやり方に否定的。
なぜなら、お店で120パーセントの接客ができたら、毎日の「おはよう」「仕事頑張って♡」のやり取りは必要ないと考えるからです。
LINEをする必要があっても、同じ文書のコピペーはしない。
彼女は、その人に特別の用事があるときしかLINEをしません。
特別な用事がある大晦日、日頃、お世話になっているお客さん、一人ひとりにメッセージを送ります。
1年で出会うお客さんは、かなり多いですが、この作業が重要だといいます。
企業で言えば「棚おろし」というのでしょうか?「このお客さんとは来年も関係性を維持したい」「このお客さんはもういいか」など、見直しをします。
毎日100通のコピペLINEより、1通でもいいから自分の言葉で想いを伝えるほうが、もらった相手も嬉しいはず。
ここで注意!絶対にしてはいけないこと。
エビで鯛を釣る(チームプレーが重要)
手柄は独り占めしたい・・・その気持ちは誰しもあるもの。
彼女自身、過去に在籍したお店で、売り上げの大半をひとりで上げていたのに給与が100万円。お店に搾取されていると不平不満を口にしたことがあります。
しかし、キャバ嬢は、お店の中の一プレイヤーにすぎない・・・
プレイヤーである以上、自分のわがままを押し通すのではなく、「フォア・ザ・チーム」の精神が必要。「チームのためだなんて、そんなのキレイごと」と思う人もいるでしょうが、考えてみてほしい。
チーム全体がうまく回っていれば、お店の雰囲気も良くなる、その分働きやすくなる。
自分がサポートしてあげる姿勢が整っていれば、その人も自分をサポートしてくれるようになる。
自分にとってちょっと損なことでも、回りにまわって得になることをすればいいんです。
「回りにまわって」の視点を持つこと、彼女はこれが重要といいます。
小さなエビでも、立派な鯛を釣れる。例えば、他の人のため、チームのためにかけたちょっとした手間が、回りにまわって自分の大きな利益につながったりする。
具体例を言えば、彼女を指名したお客さん。ヘルプで2人の女の子がテーブルにつきます。
シャンパン6本が空いた!!
この6本、彼女の売り上げにすることは可能ですが・・・4本を自分に、残り1本ずつをヘルプしてくれた女の子に売り上げとして分けます。
純粋にヘルプしてくれた女の子たちへの感謝の気持ち!
独り占めせず、「チームで一緒に頑張っているんだ」、そういう気持ちを全体で共有するためのものでもあると、彼女はいいます。
何より、意識して実践すると、お金も喜びも大切な仲間と一緒に分かち合うことが重要。
好かれる接客10か条
進撃のノアが教える10か条
1.みんなと違う扱いをする
普段そのお客さんがされていない(と思われる)扱いをすると、その人の心のスイッチが入りやすいです。例えば、お堅そうなお客さんだったら、あえてツッコませたり、イジッたり。お客さんにツッコんでもらうためには、変な小物を持ち歩いたり、変な恰好をするのが一番手っ取り早いです。
2.大切な日を忘れない
誕生日が分かりやすいですが、おススメは、「はじめて会った記念日」。多くは、LINE交換した日がはじめて出会った日なので、日付の記録を活用。その日にアクションを起こせば、意外性があって印象も残りやすい。「もう会って1年ですね」など、LINEするだけでもOKですが、営業LINEにならないように注意!
3.アフターには必ず行く
誘われたら必ず行って、誰よりも飲む!関係をつくるため、自分の売り上げに直結しなくても・・・。「帰ろう」と自分から言わない。たくさん代金を支払ってくれたのに10分しか席につかなかった場合は、自分からアフターに誘うようにします。
4.お客さんのことを知ろうとする
「自分のことをわかってくれている」ってことを会話の中で分かると嬉しい。接客に慣れない頃は、ノートにお客さんの誕生日、たばこの銘柄、印象的な会話、カラオケの十八番などを記録。1日1回、見直して記憶を定着させていました。
5.色接客を一切しない
キャバクラは、お酒と会話と独自の空気感を楽しむところ。彼女をつくる場所ではありません。疑似恋愛みたいなことをしてお客さんをつなぎ止めても、お客さんは「あいつに●●万円使わされた」と感じるだけ。それは、全然、楽しくないし、時間のムダ!頭を切り替えて、お互いが楽しめる方法を考えたほうが絶対に効率がいいです。
6.高いプレゼントをもらわない
プレゼントだけでなく、プライベートに関わるお客さんのお金は絶対に使わせない!これは、対等な接客のために絶対必要なこと。みんな友達という感覚。友達にプライベートでお金を支払ってもらうことは変だし、対等ではない。
7.お客さんをみんなに紹介する
自分の友達はみんなに紹介したくなりませんか?それと同じ。みんなと言うのは、キャストや黒服だけでなく、他のお客さんも含まれます。お客さん同士だって、気が合いそうな人なら同じテーブルでワイワイする方が楽しい。だけど、そういう飲み方をしたくないお客さんにはやらない。
8.キャストと黒服を大事にする
ほかのキャストには売り上げを分けてハッピーを共有したり、指名を割ったり。黒服は普段厳しく接しているから、サプライズでプレゼントをあげたりしています。チームでお店を盛り上げていくことが、結局は自分の売り上げや幸福に繋がることを忘れずに。
注:黒服とはキャバクラやラウンジなどの夜のお店の従業員のことで、役割や業務は営業前後によって異なります。
9.態度を変えない
1万6000円のお客さんであろうが、120万円のお客さんであろうが、接客スタイルを変えない。お金を使うほどレベルアップしていく課金ゲームのような接客をしていたら、1億円を支払ってくれたお客さんに何をすればいいの(笑)。お客さんの使う金額で態度を変えないだけでなく、売れても原点を忘れないことが大事。
10.人の気持ちを一番大切に
当たり前すぎて書く必要がないかと思ったけど、やっぱり大切すぎるから書いておきます。人っていうのはお客さんだけでなく、自分自身も。相手が楽しければ、自分も楽しい。そうなると、さらにパワーアップした「楽しい」になることを忘れないで。
長い目で!お客さんに無理はさせられない
彼女は言います。
お客さんが1回の来店でお店にお金を落としてくれる額は、人それぞれ。
中には、一晩でシャンパンを何本も入れてくれて、1000万円くらいの売り上げを落としてくれたお客さんもいます。
それは、素直にうれしいし、とてもありがたいこと。
でも、そう言うのはしょっちゅうあることではない!「万馬券が当たった!ラッキー!」くらいに思っておくこと。そのお客さんのおかげで、その日、ナンバーワンになれても「その人が来てくれなかったらどうるすん?」ということは、常に頭にいれておくべきだと思います。
経験則だけど、例えば、1日5組のお客さんを相手にするとして、100万円を使ってくれるグループ1組、20万~60万円を使ってくれるグループ2組、3万~10万円を使ってくれるグループ2組など、お客さんの層がバラけるのがベスト。
それと、お客さんの来店頻度もバラけている方がいいと思います。
しょっちゅう来てくれる方、たまに来てくれる方、イベントになると来てくれる方などなど・・・。
もちろん、来てくれたらうれしいけど、そこでお客さんが無理をしてしまっては、元も子もない。
お客さんの限度額を超えた状態は楽しめないし、結果的にお店に遊びに来れなくなるかもしれない。未来を考えれば、お客さんが使い過ぎそうになったら止めるべきです!
中には見栄をはるお客さんもいるけど、何度も足を運んで、リピータになってもらうのがお互いのためにも一番です。だから、お客さんが楽しく使える金額の限度を把握することが大切。
目先の利益よりも、来週、来月、半年先を考えながら、長期的なスパンでお店にどれだけの売り上げを計上できるかを考えながら働くこと。それが、自分の評価や信用につながります。
営業マンで大口の契約が1件とっただけでは、一流の営業マンにはなれない、何事も、継続、維持のための長期的な広い視点と広い視野が必要だと思います。
継続は力なり!
最後に・・・
進撃のノアより(以下要約文)
一度きりの人生、このままキャバ嬢を続けることが本当に正しいことなのか・・・・
迷いに迷って、本を書くことで、これまでの自分を振り返ってみよう。もう一度「~ing」をもう一度探してみようと思ったのです。
引退を決めてからは、毎日出勤する道のり、選ぶ洋服、いつも通りだと思ってふつうに過ごしていたキャバ嬢の日常が愛おしくて・・・
お客さんやキャストのみんな、黒服さんたちの感謝の気持ちがあふれてきました。
「好かれる力」は「好きになる力」でもある。今まで、ずっと1番になりたくて、輝きたくて、自分のプライドのために働いてきました。
でも、キャバ嬢の頂点をすでに見てしまって、やりきってしまって、今ではプレッシャーもナンバー1への拘りもなくなってしまいました。
明日からどんな人生を切り開くかわからないけど・・・「好かれる力=好きになる力」さえあれば、どんな、時代でも、どんな環境でも成功することができる。だって、仲間たちと成長していくことができるし、もっと自分に自信が持てるようになるから・・・。
それが、一番、伝えたかったことだと思います。
この記事の基になった本「好かれる力」の紹介
「好かれる力」 2018/9/30初版
わたしを変えた言葉。「好かれるナンバーワンになれ」
……好かれる人は、自然とまわりを巻き込んで、
それをパワーにしてどんどん成長していくし、
そうすることでまたどんどん好かれていくやん。
――23歳 年収2億円。北新地No.1キャバ嬢が明かす、
どんな時代でも、どんな環境でも、成功する自分のつくり方
【目次】
chapter1 キャバクラという選択肢
◎何をやっても器用貧乏で中途半端。一番になりたかったわたし
◎キャバ嬢という職業を知ると、夜の世界がキラキラして見えた
◎『小悪魔ageha』が心の拠りどころだったニュージーランド留学生活
◎一度は大学生にもなってみた。でも夜の世界で学べることのほうが有益だった
◎迷いを捨ててキャバ嬢一本で生きることを決意
◎人との出会いは何がどう転ぶかわからない
◎自分に自信がつくと、人より輝くことを知った
chapter2 オンリーワンになる力〜〝らしさ〞が何よりの武器
◎なぜ〝進撃のノア〟なのか。名前に込めた思い
◎「〜しなくてはいけない」という思い込みは今すぐ捨てる
◎お客さんの情報は命。初心者のうちは営業ノートが必須
◎こっぴどく怒られたコンビニバイトで学んだこと
◎営業LINE を送るくらいなら、お店で120%の接客を!
◎失敗するのが怖くて守りに入ってない?
◎ドン引き覚悟のシャンパンボーリング
chapter3 人を巻き込む力〜成功と成長には他人が必要
◎好かれる人は周りを巻き込み、それをパワーにしてさらに好かれる
◎わたしは雑種犬。だから大型犬にもかわいがってもらえる
◎独り占めせず「エビで鯛を釣る」。損して得するのがチームプレイ
◎観察眼と洞察力をフル回転。ニーズに合わせて臨機応変に対応
◎アイドルでもない自分のために会いに来てくれるありがたさ
◎うれしいからシャンパンはちゃんと飲み干す!
◎自分がとことんやるための「やる気スイッチ」
chapter4 突き進む力〜今だけじゃなくて常に次を考える
◎「自分がどうなりたいか」が明確な人が成功する
◎自分自身の心の声とちゃんと向き合って
◎人の目や常識を気にせず好奇心で誰よりも先をいく
◎稼いだお金は自己投資=ステップアップのために使う
◎長い目で見たらお客さんに無理はさせられない
◎バイタリティ、リーダーシップ、セルフコントロール力はありますか?
◎現状をキープするためには前へ前へと進むしかないから
◎突き進み続けたわたしのあまりに孤独で過酷な戦い
Last chapter 23歳の決断
◎昨年末にふと頭をよぎった「引退」という二文字
◎わたしの生き方は、わたしが決める。誰にも決めることなんてできへん
【著者からのメッセージ】
わたしの人生にとって大切なことは、すべて夜の世界が教えてくれた――。
23年生きてきて、胸を張って言えることのひとつ。
その「わたしが教えてもらった大切なこと」を、この本のなかで全部お話しします。
ちょっとネタバレになってしまうけど、大切なことのなかでも一番大きいのが、
本のタイトルにもなっている「好かれる力」。
お客さんはもちろん、スタッフやほかのキャストのコにも好かれてはじめて、
自分のことが好きになれて、成功への道が開けるんやと思う。
このことを気づかせてくれたのが、ある人から言われた「好かれるナンバーワンになれ」という言葉です。
夜の世界だけでなく、どんな世界でも通用する言葉やと信じています。
だから、この本も、わたしと同じ業界の人はもちろんのこと、結果が出なくて悩んでいるビジネスパースンの方、起業をしようと考えている方、将来に展望が見いだせず迷っている学生さん、などなど、色んな立場の人に読んでもらいたいです!
現在の「進撃のノア」は・・・
社長として現役キャバ嬢を支える存在に・・・
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【この記事を書いた人の自己紹介】
彼女が言うには、席を立つタイミングでLINEの連絡先交換はNG!
会話の流れがスムーズになったところで、例えば「何それ、そのお店知らない。そこで食べられるお店の情報をLINEで送ってください。」など、自然な流れで交換するように心掛けているとのこと。