純金融資産保有額で5つのランクつけができます。
多くの人が目指したいのはピラミッドの頂点ですが、全員が達成できるわけではありません。
まずは、一つうえのピラミッド層を目指しましょう。
今日も勉強のスターート!
日本の富裕層ピラミッド
「日本の富裕層ピラミッド」は、下記の通りです。
なお、純金融資産保有額とは、預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いたものです。
※出所:野村総合研究所HP
分類は、5段階に定義されています。
富裕層とは?定義を解説
「富裕層」という言葉は、辞書などが定義する一般的な言葉の意味においては、「一定以上の経済力をもつ個人・世帯」といった意味しかもちません。しかし、野村総合研究所はその調査報告書において、この富裕層をより細かく捉え直し、明瞭に定義づけています。
野村総合研究所の定義によると、富裕層とは「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」(※)の世帯を指します。
ここでいう純金融資産とは、「世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた」(※)もののことです。つまり、金融資産が1億円あったとしても、100万円の負債があれば、その世帯は富裕層とはみなされません。
※出典:株式会社野村総合研究所 ニュースリリース「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」より引用
家計資産総額が多い都道府県
「純金融資産保有額が1億円以上5億円未満」という狭い意味での富裕層が各都道府県にどのように分布しているか示すデータはあいにく見つかりませんが、それを示唆するデータはあります。
総務省統計局の「2019年全国家計構造調査」によると、2人以上世帯の家計資産総額(平均)が最も高い都道府県は東京都であり、その額は約4,700万円です。これは東京都の場合、給与の高さなどもさることながら、住宅や宅地などの不動産資産が非常に高額であることも影響していると考えられます。
東京に次いで家計資産総額が高いのは神奈川県で約3,790万円、次に愛知県、埼玉県と続きます。この結果を鑑みると、富裕層はやはり東京都に集中していると考えるのが妥当です。
出典:総務省統計局「2019年全国家計構造調査」
【資産家たちの共通点・その1】倹約の精神
ひとことで「富裕層」といえど、その道のりは人それぞれ違います。ご自身の手でその資産規模を達成された人、親族からの相続や贈与で資産家の仲間入りができた人などさまざまでしょう。
自分一代で富を築いた人の多くに共通していたのは、やはり「倹約の精神」です。
- 服装はシンプルで機能性を重視し、流行を追いかけない
- 基本的に、コンビニエンスストアでの買い物はしない
- ATM手数料など、各種手数料がかからないように気をつけている
- 「良いものを長く使う」ことで、長い目で見た節約を実践できている
といった、ささやかな生活習慣の積み重ねを意識される方が多いです。
【資産家たちの共通点・その2】情報収集に熱心
インターネットが普及する以前は、自分の経験が判断軸となることが多かったかもしれません。
しかし、情報社会のいま、インターネットやテレビなどあらゆる媒体で情報が飛び交います。「富裕層」は、こうした情報にアンテナを高くはっている人が多いです。
さらに、「富裕層」は一つの情報を鵜呑みにはしません。その分野のプロフェッショナルに相談し、複数の選択肢から最善の方法を選ぶ、というプロセスを徹底されている人が非常に多いです。
【資産家たちの共通点・その3】健康への投資
資産家のみなさんは、身の回りの装飾品や車や時計などに資金の大半を注ぎ込まれている方は極めて稀です。
一方、「食事には気を使い、それなりにお金をかけている」「健康のために、ジム通いをしている」という方が非常に多いです。
お金を稼ぐためにも、プライベートライフを楽しむためにも、まずは健康であることが必要です。まさに「体が資本」というわけです。
健康と言えば運動のイメージがありますが、歯の健康も大切。
皆さんは歯の健康を意識したことはありますは?
詳細はこの記事・・・
マス層からアッパーマス層へ
多く人はマス層であるので、まずはアッパーマス層を目指してみましょう!
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アッパーマス層とは?定義や特徴について
野村総合研究所の定義によると、アッパーマス層とは、純金融資産保有額が「3,000万円以上5,000万円未満」(※)の世帯のことを指します。
同定義によると、アッパーマス層は、5段階に分類された純金融資産保有額の階層のうち、下から2番目に位置する層です。
なお、「預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた」(※)資産のことを純金融資産と呼んでいます。
アッパーマス層は、さらなる資産形成を目指しながら、生活のために労働を継続している階層であり、イメージとしては「老後の生活資金の確保にはある程度の見通しはついているが、FIRE(経済的な自立と早期のリタイア)をするのには不安がある」といった世帯です。
一般的な生活レベルで老後を送るためには約2,000万円の資産が必要であるとされる一方で、FIREには「1年間の生活資金×25年分」の資産が必要だとされているためです。
総務省統計局が公表した「2022年(令和4年) 家計の概要」によれば、2人以上の世帯の家計の消費支出は月額290,865円でした。月額30万円が必要だと考えると、年間で360万円、25年分であれば9,000万円が必要な計算になります。
仮にこの計算が正しいとすれば、純金融資産が5,000万円未満のアッパーマス層が若いうちにFIREした場合には「一生生活に困らない」といえるほどではなく、何らかの収入を得続ける必要があります。
アッパーマス層になるために取るべき行動
野村総合研究所の定義で、5段階に分類された純金融資産保有額の階層のうち、最下層に位置するマス層に属する多くの人々にとって、純金融資産保有額を増やしてアッパーマス層になることは困難に思えるかもしれません。実際のところ、ただ何となく過ごしているだけでは、効率的に資産形成することはできません。マス層の世帯がアッパーマス層になるためには、
- 支出と資産を管理する
- 年収(自己資産)を増やす
といった行動を取る必要があります。
支出と資産を管理する
アッパーマス層になるためにはまず、資産や収支の状況を正確に把握することからはじめる必要があります。普段から自分がどのようなことにお金を使い、どのくらいの貯蓄ができているのかをあらためて確認することで、無駄な支出を省き、貯蓄に回せる金額を増やすヒントが得られます。
無駄な支出を抑えるためには、自分が本当に価値や必要性を感じるものだけにお金を使うように心がけることが大切です。たとえば、特に利用もしないサブスク(サブスクリプションサービス)の料金を支払い続けることは無駄な支出以外の何物でもありません。世間や周囲のトレンドに流されて、必要以上に高スペックなスマートフォンや高級車などを買ってしまうことも同様です。
住む家にしても「テレワークで通勤の必要がない」「特に外出する趣味や用もない」といった状況であるならば、わざわざ家賃の高い都心や都市部に住む必要性はなく、状況に応じて見直した方がよいかもしれません。
貯蓄をするうえで特に見直すべきは毎月、一定の支出が発生する固定費です。固定費は一度削減すれば、継続的に節約効果を発揮します。自分の収入と支出を見直し、月々の目標額を決めるなどして計画的に貯蓄できるようにすれば、アッパーマス層への道が開ける可能性があります。
年収(自己資産)を増やす
年収を上げることもまた、アッパーマス層への道を開く重要なポイントです。いくら日々の支出を見直しても、それで増やせる貯蓄額にはやはり限界があります。過度に生活費を削ることは、心身の健康にもよいとはいえません。
年収アップのための手段としては、第一に転職することが挙げられます。もちろん、現在の職場で昇進・昇給や賃金交渉ができるのであれば、それもひとつの方法ですが、社内全体のバランスなどもあって、簡単に実現できるものではありません。
終身雇用制度が崩壊しつつあるいま、転職はめずらしいことではなくなりました。長く勤めても年収アップが見込めない場合は、選択肢のひとつとして転職を考えてみましょう。
副業や投資へのチャレンジも検討する価値があります。副業・投資にもさまざまな手法がありますが、いずれの場合も無理をしないことが重要です。副業を頑張りすぎて本業に支障が出てしまっては本末転倒です。また、投資では損失のリスクを抑えるために、投資先を分散したり、資金的な余裕を確保したりしておくことが欠かせません。
副業や投資で年収のアップを図る場合には、これらの点に十分に気をつける必要があります。
年収(自己資産)を増やす方法
まずは、金持ち父さん・貧乏父さんのお話から
「金持ち父さん・貧乏父さん」は、金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという「神話」をくつがえします。
持ち家が資産だという「信仰」を揺るがす。資産と負債の違いをはっきりさせます。
お金について教えるのに、学校教育があてにできないことを親にわからせます。
そして、お金について子供たちに何を教えたらいいかを教えてくれます。
わかりやすくまとめた記事はこちら・・・
【参考動画:いくらあったら富裕層になれるのか?】
まとめ:ピラミッドを参考にしつつ、自分らしい豊かな人生にしよう
世の中には以下のようなズバ抜けたお金持ちがたくさんいます。
ズバ抜けたお金持ち(例)
- 城のような豪邸(城そのもの)に住んでいるお金持ち
- ヨットが5隻収納できる巨大ヨットを持っているお金持ち
- 車庫に並んでいる車を売るだけで30億円にもなるお金持ち
周りから見ると十分なお金持ちにもかかわらず、超・超・超・お金持ちに囲まれているため、「俺は貧乏だ…」と絶望しているお金持ちも少なくありません。
つまりどんな世界でも、上には上がいるワケです。
お金の世界で大切なことは、次の点です。
お金の世界で大切なこと
周りと比べて、自分がどれくらいのポジションにいるか。
自分が自分らしく、幸せに生きられるお金を持てているか。
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にほんブログ村【この記事を書いた人の自己紹介】
超富裕層 :純金融資産保有額5億円以上
富裕層 :1億円以上5億円未満
準富裕層 :5,000万円以上1億円未満
アッパーマス層:3,000万円以上5,000万円未満
マス層 :3,000万円未満