「尊敬」することで人間関係が変わるとは一体、どういう事なのでしょうか?
と疑問を解消するべく、このテーマを解説していきますね!
はじめに
世の中であなた一人であれば悩みなんて存在しない。周りに人がいて比べてしまう・・・だから、引きこもって孤独の世界を楽しむ方もいる。
実際、引きこもってだけでは生活資金を得るのは困難です。
一番簡単である自分の考え方を変えてみる・・それが「尊敬」なのですよ!
「尊敬」とは・・・
- その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。「互いに尊敬の念を抱く」「尊敬する人物」
- 文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方
「尊敬」が大切なのは教育の入り口?
親を尊敬しろ、教師を尊敬しろ、上司を尊敬しろ・・・・ではありません。
学校の先生の場合、まずは、「あなた(先生)」が子どもたちに対して尊敬の念を持つ!
親子であれ、会社の組織であれ、どのような対人関係も同じ。
親が子どもを「尊敬」する
上司が部下を「尊敬」する
役割として「教える側」に立っている人間が「教えられる側」に立つ人間のことを敬う。
「尊敬」なきところに良好な対人関係は生まれず、良好な関係なくして言葉を届けることはできない。
根源は「人間の尊敬」?
特定の他者を「尊敬」するのではなく、家族や友人、通りすがりの見知らぬ人々、さらには、生涯会う事のない異国の人々まで、ありとあらゆる他者を「尊敬」する。
「尊敬とは、人間の姿をありのままに見て、その人が唯一無ニの存在であることを知る能力のことである」【社会心理学者:エーリッヒ・フロム】
(ポイント)
1.目の前の他人を変えようとしないこと
2.「ありのままその人」を認めること
これに勝る「尊敬」はない!
尊敬とは、「勇気づけ」の原点
尊敬の語源は?
respectの語源となるラテン語の「respicio」には「見る」という意味がある。
まずは、ありのままの人を見る。あなたは、まだ、何も見ようとしていないし、見ようとしない。
自分の価値を押し付けようとせず、その人が「その人であること」に価値を置く。さらにその人の成長や発展を援助する。それそこが「尊敬」
他者を操作しようとする態度、強制しようとする態度には、いっさいの「尊敬」はない!
課題の分離が重要
水辺まで連れていくことはできても、水を飲ませることはできない。
要は、きっかけを与えることは自分にできるが、それをやるかやらないかは相手次第という課題を分離すること!
【ポイント】
1.あなたがどんなに優秀な教育者であろうと、教え子が変化する保証はどこにもない。
2.教え子一人ひとりが「自分が自分であること」を受け入れ、自立に向けた勇気を取り戻すことになる。
3.取り戻した勇気を使うか使わないかは教え子次第。
4.保障がないから無条件の尊敬であり、まず「あなた」が始めなければならない。
5.一切の条件をつけることなく、どんな結果が待っていようとも、最初の一歩を踏み出すのは「あなた」。
権力者が強要できないものとは?
いなかる権力者でも強要できないもの・・・「尊敬」と「愛」
【例】
会社のトップで立つ人間が強権的な独裁者だったとする。
従業員は、何でも命令に従うが、順調な素振りを見せる。
理由は、恐怖に基づく服従であり、そこに「尊敬」はひと欠片もありません。
「俺を尊敬しろ」と叫んでも、誰も従わず、ますます心が離れていくだけです。
互いに「尊敬」が存在しないので。人間としての「関係」も存在しない。
そのような組織は、単なるネジやバネ、歯車のように「機能」としての人間が集まっているに過ぎない。機械のような「作業」はこなせても、人間としての「仕事」は、誰にもできない。
「尊敬」を得るの言葉ではダメ
言葉ですり寄っていく人に対し、相手は、敏感に「嘘」や「打算」を察知する。
「この人は嘘をついている」と思った瞬間、そこに尊敬は生まれなくなる。
「尊敬」を得るためには、言葉よりも行動をすることです。
言葉では「尊敬」は決して得られない。
まとめ
まずは、「尊敬」からはじめる。教育のみではなく、親子、上司部下などあらゆる対人関係の土台は「尊敬」によって築かれる。
人は「尊敬できない相手」の言葉には耳を貸さない。
【ポイント】
1.あなたがどんなに優秀な教育者であろうと、教え子が変化する保証はどこにもない。
2.教え子一人ひとりが「自分が自分であること」を受け入れ、自立に向けた勇気を取り戻すことになる。
3.取り戻した勇気を使うか使わないかは教え子次第。
4.保障がないから無条件の尊敬であり、まず「あなた」が始めなければならない。
5.一切の条件をつけることなく、どんな結果が待っていようとも、最初の一歩を踏み出すのは「あなた」。
アドラー心理学では、
①他者をどうにかするのではない。どうにかするのは他者の課題
②他者は比べるものではない。比べるのは過去の自分。
③他者との競争は「妬み」「嫉妬」を生み出す
④「幸福とは貢献感」
などと言っています。
【アドラー心理学がもっと知りたい方へ】
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も皆さん、愛されるブログ記事を書いていきますね!
アドラー心理学に興味がある方は・・・・
アドラー心理学には行動面の目標と心理学面の目標があります。
【行動面の目標】
①自立すること
②社会と調和して暮らせること
【行動を支える心理面の目標】
①わたしには能力がある、という意識
②人々はわたしの仲間である、という意識