中年から陥る罠!無気力・やる気がでないのは「ミッドライフ・クライシス」が原因!?

解説・人の絆
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 私の思いをまとめるなら『考え方を変えることで、一人ひとりの人生は絶対に豊かになる。』 この一言です。頑張って記事を書いています。
 どうか一度、ご覧くださいね!

ミッドライフ・クライシス」という言葉をご存知でしょうか。


耳慣れない言葉かも知れませんが、40~50代で陥りやすく、毎日言葉にならない「心がしんどい」状態が続き、自分ではどうにもできない無力感や焦燥感を感じやすくなるというものです。

10~20代前半にかけて訪れる思春期の心理状態に近いことから、「第二の思春期/思秋期」とも呼ばれています。


ミッドライフ・クライシスとは

ウィキペディアによると、ミッドライフ・クライシスとは、40歳〜60歳の中年層に起こりうるアイデンティティと自信の移り変わりのことで、加齢や達成感が感じられない出来事によってもたらされる心理的危機のことです。これにより、下記のような症状があらわれると言われています。

  • 激しい抑うつ
  • 自責の念
  • 強い不安感
  • 若々しさを取り戻したい
  • 現在のライフスタイルを劇的に変えたい
  • 過去の決定や出来事を変えたい

これらの危機は、何か新しいこと(習い事や趣味など)をはじめたり、自分自身を問い直しアイデンティティを再確立することで乗り越えることができると言われています。

【参考動画】メディアでも取り上げられた「ミッドライフ・クライシス」


ミッドライフ・クライシスの兆し


(1)自分の人生の頂点が見えてくる

 40代に突入し、人生の頂点が思い描いていた以上に低いことを知った途端、言葉では言い表せない絶望感が押し寄せる。これからの人生が下り坂なのは承知しながら、自分の限界を知った時、ほとんどの人は心の憂鬱に悩まされてしまうのです。


(2)病気が発見され、病気との闘いが始まる

 健康だった人が病におかされると、これまでのありふれた生活が突然できなくなる。日常に訪れるさまざまな困難は想像以上のストレスとなって、そのままミッドライフ・クライシスに突入してしまうことも珍しくありません。


(3)酒・賭け事・不倫…自分でコントロールできないことにのめり込む

 この時期に、アルコールなど依存性のあるものにのめり込んでいく人も多い。また、賭け事や不倫に走ってしまう人が多いのもこの時期の特徴と言える。ミッドライフ・クライシスの厄介なところは、多くの場合、本人が自分の不安定さを意識していないことです。

40歳から65歳のこの成人後期を上手にコントロールして脱出しないと、ほんの些細なことで取り返しのつかない事態が起きてしまうということを意識しておく必要です。


(4)下り坂の向こう側に、遠くではあるが死が見え始めている

 若い時期はほとんどの人が死など意識することはないと思います。ただ、人生の中間点に差し掛かると、人生の終わりが近づいていると、ふと感じる瞬間がある。下り坂の向こう側に死を意識した瞬間、自分がこれまで何を成し、これから先何ができるのかという焦りが生まれ、ミッドライフ・クライシスを引き起こすのです。



(5)自分探しが終わらない

『マトリックス』『スピード』など激しいアクション映画で名を馳せた俳優のキアヌ・リーブスさんは、「40歳メルトダウン」「第二思春期」などと彼独特の表現を使いながら、ミッドライフ・クライシスを味わったようです。

 思春期や青年期の間に確立しておかなければならないアイデンティティが確立できていない。モラトリアム状態が続き、青春時代の憧れをそのまま引きずっている。そんな人達がミッドライフ・クライシスの波を大きな波にしているようです。


(6)子どもが自分の元から巣立ち、「空の巣症候群」に陥る

「空の巣症候群」は、女性に多いと言われている症状です。子育てを一生懸命やってきた人は、子どもが成長し、自分の元から離れていく時に、自分は何のために生きているのかわからなくなってしまう。これから何をすればいいのかわからなくなってしまう。もちろん男性にもある。生き方を迷った弱い心にミッドライフ・クライシスの闇は忍び込んできます。


(7)過度なストレスを抱えたまま、オーバーワークを続けている

 Aさんは48歳の時にパニック障害に襲われた。1年ほど不眠症が続き、発作性心房細動にも悩まされました。はっきりとした原因はわからない。

 ただ当時、「多くの病院が赤字の中で、自分が院長を務める病院は黒字経営」をしながら「日本中から注目されるような温かい医療を」という“綱渡り”のようなことをしていました。おそらくストレス過剰だったのではないかと思われます。

 自分の限界を超えた過度のストレスはミッドライフ・クライシスをこじらせる危険因子となるのです。


(8)人生をうまく乗り切った人が初めて「つまずき」と向き合う

歌手の武田鉄矢さんも40代から20年間近く、鬱々とした時期があったといます。彼の主演したドラマ『101回目のプロポーズ』が大ヒットした少し後のことでした。

 ここがミッドライフ・クライシスの難しいところで、人生が険しく、うまくいかなかった人だけがミッドライフ・クライシスに陥るわけではないのです。人生をうまく乗り切ってきた人達もこの人生の中間点で不穏な状態になります。


武田鉄矢もビートたけしも「中年の危機」に苦しんだ


芸能人にも、「中年の危機」を体験している人はたくさんいるようです。

たとえば、前述でも書いた通り、俳優・歌手の武田鉄矢さんは、40代からうつ状態に苦しめられていたそうです。

武田鉄矢さんと言えば、20代の頃に「海援隊」で歌手デビューをし、20代、30代の頃にはドラマ『3年B組金八先生』(1979~2011年)で一世を風靡。42歳のときに主演を演じたドラマ『101回目のプロポーズ』(1991年)で、大ヒットを飛ばしました。

ここまで山を駆け上がるように第一線を突っ走ってきた武田さん。しかし、このドラマを終えた直後に急にやる気が湧かなくなり、オフになると仕事がなくなる不安に駆られ、考え方がどんどん暗くなっていったそうです。


傍目には分からなくても本人は相当の苦悩を抱え、うつ状態は20年にも渡って続いたと言われています。


また「世界のキタノ」の異名をとるビートたけしさんは、20代、30代で漫才師として一世を風靡し、80年代の漫才ブームをけん引しました。

そして1994年、47歳のときにスクーターで都内を走行中、ガードレールの鉄柱に激突。頭蓋骨や顔面に激しい損傷を負い、生死の境をさまよいました。


40代に入り『その男、凶暴につき』(1989年)で監督としてデビューし、仕事の質が劇的に変化していた矢先のバイク事故。事故当時、前年に発表した『ソナチネ』(1993年)の評価がふるわず、自虐的な心境になっていた矢先にあの事故が起きたのだそうです。


後にたけしさんは、この時期うつ状態だったことを告白しています。


この記事を読んでいる方は、「生きがい」を失っているのではないでしょうか?
ここで「生きがい」について、もう一度、復習しませんか。
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ミッドライフ・クライシスを乗り越えるには

中年期は、より良い老年期を迎えるための成長の時期とも言えます。青年期には、無限にあると思えた時間が、有限であることに気づくこの時期、「生きる意味」を再確認し、今後の人生をどう過ごすかを考えていくうえで、手助けになる方法をいくつかご紹介します。

客観的に自分の人生を見つめる

ミッドライフ・クライシスは、これまでの生き方に行き詰まることで起こります。また、それを自分の中だけで悩むことで深刻化していきます。ですから、客観的に見つめることが大切です。

「これまでの人生」「やりたかったこと」「やれたこと」「限界を感じていること」「こうはなりたくないという不安」「これからしていきたいこと」などを、紙に書き出してみたり、誰かに話してみたりしましょう。

解決方法が見つからなくても、一度、自分の中で思っていることを外に出すという作業をするだけでも、気持ちが整理されていきます。


持ち物を整理する

自分自身のこれまでを振り返るには、自分の持ち物を確認することも有効です。若い頃に読んでいた漫画、聞いていたCD、趣味の道具など、これまでの自分がどんなことに興味を持ち、楽しんでいたのか振り返ってみましょう。

そして、これからの自分として持っておきたいものを選び、それ以外を処分していきましょう。そうすることで、自分にとって大切なものが見えやすくなります。無理に捨てる必要はありません。これから先のやりたいことのために、少しずつ、スペースを作っていく作業です。

「家は心を表す」ともいわれていますから、片付けていくことで、心にも余裕が生まれ、次のステップに進みやすくなります。一度に整理しようと思うと大変ですから、毎日1つずつ、片付けるというのも良いでしょう。


生きがいを探求する

ミッドライフ・クライシスを乗り越えるには、生きる意欲や喜びが感じられる事が大事です。日常が平凡な繰り返しだと感じられるようであれば、今までやったことのない趣味や、資格の勉強を始めるなどマンネリを打ち破る試みを続けてみましょう。「本当はこうしたかった」「◯◯をやってみたかった」ということがあれば、思い切って始めてみると、新しい世界が広がることでしょう。

また、これまでは「あまり価値がない」と思っていたことを見直すということも効果があります。今まで全く料理をしなかった人でも、料理教室に行ってみたら楽しかったというような発見をすることがあります。

今までの仕事や趣味に行き詰っている人も、第2の得意分野を見つけるという視点で、取り組んでみて下さい。


情報を選別する

現代は情報化社会で、中年期であれば、スマートフォンやPCを持っている人も多い時代です。SNSやネットニュース等で、いつでも大量の情報を得ることが出来ます。

しかし、一方では、情報過多な状態が情報疲れを引き起こし、自分の中で処理をすることを難しくさせています。

自分と同じ年代で、成功を収めている人を見て、つい自分と比較してしまい、劣等感が刺激されてしまうこともあるでしょう。自分が好きな物事に関するネガティブな情報にさらされて、やる気を失ってしまうこともあります。

ですから、いらない情報は得ないようにする工夫をしてみましょう。例えば、SNSを見ない日をつくる、不快な発言をするユーザーが表示されないように設定をする等してみましょう。


睡眠時間を確保する

睡眠時間が最も少ない年代は、40代という調査結果が出ています。あなたは十分な睡眠が取れているでしょうか?
厚生労働省が行った調査によると、現在では日本人の5人に1人以上が睡眠の悩みを抱えているそうです。

睡眠が不足すると、気持ちが繊細になりやすく、悩みごとに焦点を当てやすくなってしまいます。また、日中に起きた様々な出来事をきちんと処理することが難しくなります。

いつもより長めに睡眠時間を取るだけでも、気持ちの落ち込みを緩和することが出来ます。どの年代でも男性よりも女性の方が睡眠時間が短いという結果が出ていますので、女性は特に心がけてみて下さいね。


「今できること」をする

やらなくてはいけないことは分かっている…でも、動けない。そういった場合もありますよね。

そのような時は、これまでのことで心身共に疲れてしまっていますから、まずは休養が必要かもしれません。

それでも、休むことに罪悪感を覚えることもあるかと思います。

それならば、まず「今の自分にできること」だけを、コツコツこなしていきましょう。どんなに些細なことでも、出来て当たり前と思うことでも、構いません。

ただただ、それを続けていくうちに、少しずつエネルギーが回復し、更に動いていく力が養われていきます。


「ミッドライフ・クライシス」に陥った人は、職場の人間関係でも悩んでいます。
「なぜ、こんなことでミスをする?」と自分を否定され、ますます、自信を失う。
真に受けてはいけませんよ!
否定する人の特徴をここで学んでおきましょう!

詳細はこの記事・・・


まとめ

中年クライシスの特徴ポイントおさらい
中年クライシスに陥る要因は、以下のような変化によるもので、男性にも女性にも訪れます。

①加齢による身体的変化
②家庭ライフサイクルの変化
③仕事・職場の変化


具体的な問題はどこかに当てはまるかもしれませんが、全般的に課題となるのが、「自己(アイデンティティ)」という点です。

自分と同年代の人が、大成功・大活躍しているのを見て、心が動揺し、嫉妬や羨望、ねたみなど気持ちを抱き、自信をなくしかねません。その背景は、中年頃に自分の限界が見えてきて、少し前なら巻き返せるという希望があったものがだんだん失われてしまうからです。


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