勉強と成績が優秀であれば就職後も安泰なのか?
そんな疑問に対する声がありますよね?
就職するのに学歴は必須なのだろうか?学歴がすべてなのかな?
高学歴だったら、就職したら安泰だよね!
でも本当かしら?
高学歴が高い成功を収めているのは事実?・・・
今日は、学歴と年収、社会人して「学歴」はどこまで効果的なのかを勉強しますね!
高学歴の平均年収は?
実際、社員による企業評価を掲載しているサイト「OpenWork」の調査によれば・・・
高偏差値大学出身者の平均年収は明らかに高いです。
厚労省統計による大卒・大学院卒30歳の平均年収が321万円ということを考えれば、高学歴は勝ち組への近道には違いないです!
<出身大学別年収ランキング>
※30歳時の年収
1位 東京大学 810.9万円
2位一橋大学 739.6万円
3位 京都大学 727.6万円
4位 慶應大学 726.6万円
5位 東京工業大学 708.2万円
(2019 OpenWork調べ)
「中学卒業」と「高校卒業」の違い
ご承知のように、日本の義務教育は中学校までです。
しかし・・・
中学を卒業すれば、どんな仕事にも就けるわけではありません。
現実問題として、最終学歴が中学卒業だと就くのが難しい仕事はあります。
下記の図は、厚生労働省の調査をもとに、中学卒業者と高校卒業者の就職先を比較したものです。
これを見ると、最終学歴が中卒の人の就職先は・・・
宿泊業、「宿泊業、飲食サービス業」「卸売業、小売業」といったものに偏っている
のに対し、高卒の人は偏りが少なく、多様な業種に就いていることが分かります。
また、収入についても違いがあります。下記の図は、同じく厚労省の調査をもとに、中卒者と高卒者の賃金を比較したものです。
高卒者の平均年収は中卒者よりも40万円以上高く、生涯賃金では約2,000万円の違いがあることが分かります。
このように、中学卒業と高校卒業では、職業選択の幅や収入において大きな違いがあるのです。
「高校卒業」と「大学卒業」の違い
前項と同じように、今度は高卒と大卒を比較してみましょう。
まず、業種別の就職先について見ていきます。
中卒と高卒ほどの違いはないものの、大卒の方が偏りが少なく、より多様な業種に就職していることが分かります。
高卒よりも大卒の方が、より選択肢が広がり、自身の希望する仕事に就ける可能性が高くなると言えるでしょう。
次に収入について見てみましょう。
平均年収では、高卒と大卒の差は184万円と、かなりの違いがあります。
中卒~高卒間の差が約40万円なので、その4倍以上の違いがあることになります。
また、生涯賃金の差は約6000万円です。
こちらも中卒~高卒間の差の3倍以上の違いがあります。
これらのことから、高卒と大卒では特に収入面で非常に大きな差が生まれているということが統計上かでは歴然ですね。
ですが、あくまでも、会社に入社、定年昇進・昇給して定年退職がまだ約束されていた時代の統計です。
今後の日本雇用やネットビジネスなどを考えると絶対とは言い難いです。
また学ぶ期間が長い分、選択肢が広がる、視野が広まることは間違いないですね!
現職のアンケート意見結果「学歴は必要か?」
日本リサーチセンターがネット上で約1万1千人を対象に行った
「現在、必要でないと思うもの」
1位は学歴(28.6%)です。
30〜50代の男女で1位となっており、幅広い年齢層で不要と思われているようです。
2位は資格(22.2%)、3位は車(20.7%)と続きます。
学歴コンプレックス?
学歴コンプレックスとは、自分の学歴に「劣等感」を覚えることを表した言葉です。
人を学歴で判断する会社や人が存在する以上、学歴を強く意識してしまうのは仕方ないことかもしれません。
同じ学歴コンプレックスでも、自分の学歴に自信がなくて落ち込む人もいれば、自分より学歴がよい人をねたんで攻撃的になる人もいます。
しかし、今後においては、学歴コンプレックスを感じないようにするのが健全な過ごし方ですよ!
「学歴」よりも、「経験やスキル」「人物面」を重視する担当者が大多数!
62%の採用担当者が「関係ない」と答えました。
中途採用では、学歴よりも経験やスキル、人物面を重視する傾向が強いようです。
ただYES派の中にも、知識や勉強してきた努力の歴史を見るための一基準としているという意見が多く、学歴だけで合否を決めることはないようです。
“YES”派の意見
・中~高校~大学までの努力の流れを見る。学歴がすべてではありません。
・性格や実力に一定の根拠となる。
・ある程度のスキル、地頭のレベルを推し量る基準となる。
・当社の統計上、高卒<専門卒<大卒の順で、発言や履歴書・職務経歴書の書き方、人間性の面で優れている方が多いため。
・すべてとはいわないが考慮する。
・学歴だけでは判断しませんが、ひとつの基準にしています。
・基礎学力の目安となるため参考にしている。主に重視するのは職歴とスキルです。“NO”派の意見
・業務経験を通じた知恵と見識があればOK。
・実務スキルが重要。
・中途は学歴不問で採用します。
・人物採用を重視しているため。
・エンジニアは技術がすべて。
・経験、ヒューマンスキル、意欲の方が重要と考えます。
・書類選考を行う段階では気にしませんが、結果として通過される方は学歴が高いことが多いです。
・学歴と仕事の成果に絶対的な相対関係はないため。その他
・私見が含まれますが、「新卒・若手はYES、経験者はNO」と思っています。会社は採用の時「この人は頑張って者に貢献する人か」を見ます。
・経験がないからこそ、新卒・若手は学歴がある程度の判断基準になります。(学歴に関係なく素敵な方はたくさんいらっしゃいますが)
・逆に経験者はそこまで見ていません。どんな経験があり、それをどう生かせる人かを見ます。ちなみに学歴は素晴らしいけれど、会ってみると「あれ?」というパターンは、印象が悪くなっていまい、もったいないと感じます。
・あまりこだわりはありませんが、受験というひとつのハードルを達成した経験者としては、高学歴の方が評価・加点の判断となります。
就職後の学歴の力は?
学歴の話に戻ります。
今現在、自分が大学に通っていない、或いは名もないFランに通っていることで、就活が上手くいかなかったり周りに引け目を感じている皆さん。
安心して下さい!
社会に出たら学歴を披露する場など皆無です。
この10年間で「どこの大学出たの?」とか聞かれたことないです。
学歴の話がでるのは、就活と入社1年目ぐらいです。
それ以降は「どこの大学を出ているか」ではなく「何をやってきたか」で会話することがほとんどです。
高卒だろうが専門卒だろうが、社会に出たら実績が全てです!
就職するまでは学歴が物を言うルールでしがが、一度社会に出てしまえば、大卒で大した成果を上げていない人よりも、高卒で圧倒的な成果を出している人の方が評価されるルールに変わります。
学歴コンプレックスなど得体の知れないものに囚われる必要など全くありません。
学歴が通用する期間は人生においてほんの一瞬です。
人それぞれ色々な事情があると思いますが、いくら後悔しても過去を変えることはできません。
今の自分が変えることが出来るのは未来だけです。
過去を嘆くのではなく、どうすれば未来がより良いものになるかを考えるようにしましょう。
世の中凄いスピードで情報が流れていくので、何かを考える時間が取りづらくなっていますが、生きていく上で考えることはとても重要です。
まとめ
①就職や転職では、スキルや実績が評価される!
②高学歴であれば知見や見解の視野が広くなって多くの分野で活躍する可能性が高くなる
③高学歴と言って何も何もしなければ年収も下がる
④学歴がなくとも需要に特化したスキルを習得して供給すれば年収は上がる
【このブログ記事を書いた人の自己紹介】