子どもの成長に異変かな?コミュニケーションが不得意【子どもの発育に影響(自閉症)を知る】

あるある子育て悩み
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 私の思いをまとめるなら『考え方を変えることで、一人ひとりの人生は絶対に豊かになる。』 この一言です。頑張って記事を書いています。
 どうか一度、ご覧くださいね!

RioMay
RioMay

RioMayです!こんにちは~!

今日は本職である私の仕事に関係する話です。

読者の皆さんへ!

少しでも理解してもらうべく、分かりやすくまとめました。

最後まで読んでいただきたいです。よろしくお願いいたします。

 

今回のテーマ
子どもの「自閉症」とは?
以前話した子育てをされる家庭の中には、発達障害のお子様を育てている方がおられる話をして「ADHD」と取り上げました。
今日は、発達障害の中の「自閉症」をテーマにして、
「自閉症」のお子様を育てている家族の方や、
「何それ、全く知らなかった~」という人にもわかるように話していくわね。

自閉症を理解する

自閉症とは

自閉症とは、幼児期の早期までに発症し、情緒的な対人関係とコミュニケーションの能力が、他の力が他の能力に比べて著しく障害を受けていることを主徴とする行動水準での症候群なの。

症状には、3つの必須の症状としばしば合併する症状があるのよ。

症状は年齢によっても、精神的発達水準によっても違ってくるの。

3つの必須症状

1.人に対しての反応が全般的に欠乏している。

⇒自閉症は他の人と情緒的な関係がとりにくい、つまり、「自閉」があることから、その名称がつけられたの。
 その子の発達レベルに比べて他人への関わり方が乏しくて、全く人に関心を示さないように、見えることすらあるのよ。

2.言語および非言語性コミュニケーション手段の発達に障害がある。

⇒通常は言葉の発達は遅れ、全く出てこない場合いもあるの。言葉が出てきても、オウム返しや独語、場面に関係なくコマーシャルを繰り返す、一方的な会話など、言語wpコミュニケーショとして上手に使えない障害がみられるの。
人さし行動の発達も遅れ、その他のジェスチャーによる表示もなかったり、遅れたりするのよ。

3.行動や興味が限局されており、反復的常道的である。

⇒この中には手を奇妙な動作で動かし、それを横目ですかし見るなどの異常行動、あるいは変化することへの抵抗を示す同一性の保持と呼ばれる症状が含まれるの。
 特定の物に特異な興味や執着を示すこともあるのよ!

しばしば伴う症状

男や人の声、あるいは痛みなどに鈍感であったり、過敏であったりするなどの知覚の異常があったり、多動も年少の自閉症児によくみられるの。

時にかなりよい視覚的記憶を示すことがあり、時刻表やカレンダーを何年分かを丸暗記していることがあるのよ。

発症年齢

発症は、通常、乳児期から早期乳児期の間にあるの。

典型的な自閉症では、ICDー10、DSM-Ⅲの診断基準とも3歳以前の発症としているの。
3歳以降の発症は少なく、その場合には非定型自閉症として区別しているのよ。

年齢による症状の変化 

主症状を含め多彩な症状は、いずれ3~6歳までに最も顕著にみられるの。

症状は年齢によって変化し、一般的には年齢が高くなるにつれて、視線の合わなさや他人へのかかわり方の乏しさが減弱し、極端な自閉はなくなり、より適応的になっていくの。

自閉症児童は認知と情緒の障害が、年長になると認知の障害が前景に出るといれるのよ。

自閉症の原因

自閉症の原因について決定的なことはわかっていないの。

しかし、科学的な研究と臨床的な経験の積み重ねにより、自閉症は中枢神経系の機能障害を基礎に持つ特異な発達障害として考えらるようになったのよ。

自閉症の発見

自閉症は、1943年カナーが「情緒的接触の自閉的障害」という論文に11名の症例を発表し、次の年のその疾患に「早期幼児自閉症」と命名したのが始まりなの。

カナーは、この幼児自閉症の特異的な行動の特徴を

対人的な情緒接触の欠落

同一性保持に対する強迫的な欲求

物に対する異常な執着

ことばがないか、ある場合にも伝達的な役割をしないことば

良好な潜在的能力

の5点にまとめ、これらの症状は生後まもなく、遅くとも2歳までに現れるとしたの。

これらの症状に関して⑤以外は、現在の診断基準に取り込まれているのよ。

自閉症の概念についての歴史的変遷

前述のカナーの発表内容に、アメリカで当時全盛期を迎えることになった精神分析理論が加わって、その後の自閉症の概念に混乱が生じたの。

自閉症は、潜在的能力は良好であること、器質的障害は認められないこと、家族の特有な心理構図が示唆されたことから、自閉症は心因による防衛の現れであり、その原因は家族関係に求められるはずだと解釈されたのよ。

したがって、治療としては受容的なプレイセラピーや親に対する精神療法が行われ、それこそが自閉症の本質的な治療であると考えられたの。

新たな方向での自閉症研究

1960年代になると、人間の行動が環境要因のみで解釈されたそれまでの観点とは違い、個体側の脳機能との関連で検討されるようになったの。

自閉症についても、認知心理学的な立場から言語、認知の障害についての研究が始められ、同時に実証的な追跡研究も進められた結果、自閉症の基本的な障害は「自閉」ではなく、認知および概念形成の障害であるとする仮説が提起されたのよ。

また自閉症の予後研究、家族研究や生物研究など多方面からの研究が進み、自閉症の成因には生物的な障害が基礎にあることが明らかになったの。

自閉症障害モデル

自閉症の原因については、中枢神経系の機能障害が基礎にあることが推定されるようになったものの、まだ決定的なことはわかっていないの。

何らかの原因によって脳の機能障害が起こり、そのために表象機能(*1)の発達に著しい延滞と表象を動的に操作することの欠陥(*2)が生じ、認知・情緒の発達に異常をきたすもの。自閉症の行動の偏りや不適行動は、それと環境とのかかわり合いによってひき起こされるものと考えられるの。

*1表象機能とは・・・直接的な個々の経験とは離れて、頭の中で自由な関係づけを可能にする心的能力をさす。

*2表象を動的に操作することの欠陥とは・・・頭の中に描かれた一つ一つの言語やイメージなどを統合して室力できるように処理する頭の中の過程に欠陥があることをさる。

生物的なレベルでの原因は特定できないものの、心理的なレベルでは、表象機能の貼ったるの障害が自閉症における基本障害と考えることができるの。

発見とその後の相談と療育

この子に「問題がある」と気付づく頃

いくつかの調査を見ると異常があるかもしれないと初めて気がづきのは、圧倒的に母親なの。多くの例においては3歳までには異常に気づいているのよ。

異常に気づくきっかけとして最も多いのが「ことばの発達の遅れ」なの。

次に
 「人に対する関心や反応の乏しさ」
 「耳が聞が聞こえないように振る舞う」
 「目を合わせな」「無関心」
などの社会的行動の障害、さらに
 「落ち着きがなく多動である」
あるいは
 「変な癖やきまり」
などの適応行動の障害が挙げられるの。

受診や相談行動に移る頃

母親は、3歳前にわが子の異常を感じたとしても、すぐには受診や相談行動には移りません

これは、3歳前後の子どもは自己中心的であり、また男の子であれば、ことばの発達が遅れていてもあまりおかしくないという判断が一般的にあるからなの。

しかし、3歳を過ぎてもことばが発達してこず、
またその理解力も悪く、人形やミニカーなどの遊び
を始めとする象徴遊びができず、人に対する関心が
相変わらず乏しく、ひとりでいる状態が続くため、
両親が自発的に、あるいは、祖母や保育園、幼稚園
の先生などに勧められて、医療機関などを受診したり、
他機関に相談したりすの。

最近では、1歳半健診などで自閉症を疑われ、専門的医療機関に紹介され、受診をすることも増えていいるのよ。

以前に比べて受診年齢が早くなっているけど、2歳前の自閉症の確定診断は困難なの

医療機関の受診の意義

親が子どもの自閉症に気づくと、病院などの医療機関をはじめ、児童相談所などの福祉機関、教育相談機関などへの受診・相談に行くのよ。

自閉症には中枢神経系の障害の存在が疑われた、脳波異常、てんかん発作などが、かなりの頻度で合併したり、時には代謝異常を合併することがあるの。

このため、幼児期には、脳波検査、能断層撮影などを含め、医学的な検査を一度は受けた方が良いと思うわ

発達の特徴

自閉障害の特徴

自閉の子の基本障害は、幼児期早期から、人や状況に対して、普通の方法でかかわりを持つ能力の障害の本質は、認知と言語の欠陥が一次障害であり、自閉的といわれる行動的・社会的な異常は二次的な結果として生ずるものであると考えられるようになったの。

そこで次のような対応が重要となるのね。

①幼児期早期からの障害であるから、早期発見・早期治療が重要で、1歳半健診はぜひ受けることが必要である。

②認知と言語の障害が基盤となっているのであるから、幼児期早期から感覚運動統合訓練、認知能力の発達を促す、治療教育、そして言語治療が行わなければならない

発達良好群と遅延群

自閉の子たちの追跡調査や予後研究によれば、普通学級で適応し、大学へ進学したり、就職したりしているような発達良好群(高機能自閉症)がある一方、自閉状態が改善せず、精神発達レベルも低い段階にとどまり、独立した社会ができないような発達遅延群も見られるの。

一概に論ずることはできませんが、発達良好群の子に対しては彼らの持っている能力を発展させるための刺激と動機づけを強化することが大切でなの。

そのためには、同年齢の子どもたちの集団の中で保育を教育することが有効なの。

言語治療においても基本的には、正常な言語獲得過程をモデルとして、話しことばの習得を促すことができると考えられているの。

特異な発達が見られる症例

自閉の子の中には、数年間のカレンダーを記憶している「カレンダー・ボーイ」といわれるような、優れた機械的暗記能力を示す者がいるの。

また教えていないのに、漢字やローマ字を覚える子、話しことばを失った後に、書字によるコミュニケーションが可能になった例もあるのよ。

このように、自閉の子の中には、私たちの常識では予想もできないような特異な発達をする者がいるの。

未だその本態が十分に解明されていない自閉の謎を秘めた子どもたちの発達を考える際には、このような事実を常に念頭に置かなければならないと思うの。

幼児期の特徴と留意点

特徴

日本では、1歳半健診の実施により、大半の自閉症児が1~2歳でチェックを受けるようになってきているの。

これにより早期療育が可能となり、何と言っても発達障害のお子さんに最も有効な治療方法なのよ。
事実、1歳半健診の定着化で、自閉症を始め、障害児の軽症化がしばしば指摘されるようになったの。

留意点

療育の基本はスモールステップ、字のとおり、実現可能な目標を日常生活の中で立て、
小さいな階段を少しずつ登っていくやり方なの。

出来る課題を必ず与えること:出来ないことを要求されるほど、やる気をなくすものはありませんから、子どもが出来る課題かどうかという判断が非常に重要になる。

わかりやすい指示を与えること:子どもからみて何を要求されているのか分からないという課題が多く、必ずお手本を示し、また手を取っていっしょに実行してみせることが大切。

根気よく教えること:新しい課題には必ず抵抗があり、出来ることがどうかという見極めは重要ですが、しばらく(二週間程度)ねばることが必要

学齢期の特徴と留意点

特徴

学童期は、黄金時代とよく言われるの。

指示とおりが良くなり、外出した折に行方不明になることはなくなっていくのよ。

特に小学校の高学年は一生の間でも、もっとも良く伸びる時期の一つと言われているの。この時期にきちんとした指導をできるだけしておきたいわ。

留意点

学童になると個々の児童の特徴が見えてくるの。
*ウィングは、自閉症を対人関係によって3つに分けたのよ。

*ウィングに関するの詳細(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

①人とのかかわりを避けてしまう孤立型

②受け身なら人とかかわることが出来る受動型

③積極的に人とかかわるものの彼らの独自の奇異な仕方で接近する積極奇異型

この3群において重要なのは、各々対応の仕方が異なること。

◎ポイント

孤立型は、パニックを生じやすく、学童期を通じて行動パターンの数を増やし、少しずつストレスの耐性をあげる工夫をしていく必要があるの。

受動型比較的安定していてパニックを起こす回数は少ないことが知られており、もし、この群の児童がパニックを突然生じたときは、身体的不調があるのではないか、また課題に無理があったのではないかと調べる必要があるの。

積極奇異型は、常識では通じないことを踏まえ、一つひとつルールを教えていく必要があるの。

この三群の中で最も社会的転帰が良いのは、知的にはむしろ低い受動型が最も良い労働者となることが知られているのよ。

発達を見ていくと、孤立型から受動型へ、また積極奇異型から受動型げと学童期に変わっていく児童が少なからずみられる

青年期の特徴と留意点

特徴

自閉の子にとって、青年期は大きな変動時期なの。

青年期に至ると、子どもたちは、今までとはすっかり様子が変わってくるの。

青年期は、自閉の子の発達の「節目」の最大のものと言え、この時期に、就職、作業所などの将来にかかわる処遇が決められるので、非常に重要なのね!

自閉の子の発達の要否は、青年期以後まで追ってみて初めてわかるといえるのよ。

留意点

青年期に、荒れだすことが大変多く、こだわり行動を急に強めたり、指示に対してことごとく反抗したり、パニックを頻発させたりしますが、これらの現象を総称して、「自閉症の青年期パニック」と呼んでいるの。

なぜ、青年期に荒れだすのか、この問題は十分に検討尽くされているわけではありませんが、自閉の子にとって、青年期が非常に困難の多い時期であることから、くるものと思われるの。

時にこの時期に目立つ「自我の芽生え」は、反抗的な態度や社会的な免脱行為という形になってしまうわけで、青年期の自閉の子にとっては、発達がそのまま挫折へと直結してしまう構造になっているのではと考えられているの。

また、もう一つの大きな要因は、青年期が変化の時期であるのに対して、「自閉の子は変化を非常に苦手」としていることが挙げられるの。

◎基本的な対策

青年期パニックに対しては、向精神薬の服用がある程度効果的であることが知られていますが、薬物の使用は、医師と相談のうえ、慎重に使用しなくてはならないの。

これまで積み重ねてきたトレーニングの有無が、ここで大きくものを言い、忘れてはならないのが趣味を持たせること

何らかささやかな楽しみを持たせることは、人生を豊かにし、また困難にも耐えやすくなるのよ。

4.まとめ

自閉症の特徴を知ることによって、「こうしなければいけない」という考えを払拭して、「こうすればいいのかな」と色々な方法を試すことが重要よ!

また、現に自閉症のお子さんを育てておられるご家族の方は、知らない人に教えてあげてほしいし、知らなかった人は、勉強をしてより理解を深め、社会でともに活躍するにはどうすればよいかを考えて実現してほしいの。

発達障害のお子様を育てておられるご家族の中には、どうしても劣等感を感じられる方がおられるけど、それは当たり前。人間の本能です!

けど、この本能を理解したうえ、「こんなところが魅力があるのよ」を自閉の子の良さを見つけるの。

人を変えるのは難しいけど、自分の考え方を変えるのは、今、すぐにできるわよ。

心配等があれば最寄りの関係機関に遠慮なく相談よ!!


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