夫が話を優しく聞いてくれる!
そんな新婚生活のようなことは長続きしない。
その原因は、ママさんの脳にあるのでは?
解明するべくブログ記事にしました!
夫がすべての悪い?
妻が夫に愚痴を言えば・・・・
「嫌なら、やめればいいじゃん」「そんなこと言うくらいなら、なんで、引き受けたんだ?」目から炎が出るほど、腹が立つことはありませんか?
「お前ひとりに任せてごめんよ!」「君がキレイなうえに、デキる女だから、嫉妬されるんじゃないかな」くらいの一言があってもいい(妄想ですね「笑」)
こういうことが重なれば、夫は、わかってくれないひどい人、ということになってしまう。
恋人時代なら「ひどい」となじって、ケンカして謝ってもらい、抱きしめ合って終了の展開もあるけど、女性能の本能の罠で、子育てが始まったら、ときめきは風前の灯。
そんなときに、すれ違いの会話があれば、夫婦の心は離れてしまうのです!
恋の有効期限
妻を地獄を落とすのは、多くの場合、夫ではない!
妻の脳の生殖戦略に原因がある。
【女性脳の生殖に対する基本戦略】
動物は、異性の見た目、声、匂いなどから、遺伝子のありようを見抜く。
そして免疫力が高いか、遺伝子相性のいい相手に惚れて、遺伝子をゲットしようとする。
哺乳類のメスの場合、生殖リスクが高いので(身ごもって産み出し授乳するのは、時間がかかるし命がけ)、相手を厳選して発情する。これが恋の正体。
しかし、一定期間は相手に夢中だけど、時が経てば、無精ひげが可愛いと思っていたのに、ある日、「なんで、きちんとできないの、この人は」と腹が立つ。
「優しい」が「優柔不断」に、「頼もしい」が「自分勝手に変わる時がくる。
そして・・・興味がなくなる。恋は有効期限がある。
母性の本質
子を持った妻は、夫の労力、意識(気持ち)、時間、お金のすべてをすみやかに提供してほしいという本能に駆られる。子どもには徹底して優しいが、夫には厳しい。これが母性本能の本質。
世の男性は、母性とは、ひたすら優しく穏やかなものだと思い込んでいる。
なんなら、自分んも子どものように甘えされると思っている。
とんでもない。母性とは、子どもを育て抜くたえの生き残り戦略だ。
妻たちは、命がけで「母」を生きている。母性を美化されても迷惑なだけ。
夫は、まろやかな身体になって、子どもに甘い声を出している妻の傍らにいると、うっかり子ども時代の気持ちになって、のほほんとくつろいでしまう。
一方、妻は、そんな夫を許さない。子どものおむつを替えていて、子どもがゴロリンと寝返りを打ったためにお尻が拭き取れない。
そんな事態に、傍らでのんびりしている夫に腹だ立つのは母性のせいだ。
出産前なら「取って~!」と甘えて事なきを得たはず。
男性が変わったのではない。多くの場合、女性の脳が、男性の見方を変えているのです!
男性脳と女性脳の違い
男性脳 | 女性脳 |
---|---|
早く結論をだしたい | 経緯をしゃべりたい |
任務・命令で動く | 察して動く |
責務を遂行し続けた相手に愛着がわく | 共感してくれる相手に愛着がわく |
基本的に男性は論理性、女性は感情に基づいて行動する
男性の脳は論理性を重要視しており、女性の脳は感情に重きを置きます。
そのため、男性の行動はすべて大なり小なり、「目的」というものに志向性を持つ、と言えます。
一方女性は、どんな行動にも「共感」が大きなモチベーションとなっているのです。
これは、人類が狩猟をして生活していた時代の遺伝子情報の影響なのです。
命がけで行う狩猟の際、男たちは最も効率的に獲物を捕らえることが必要だったため、
目的志向の脳が発達したと言われているのです。
それに対して女性は、獲物からいつ襲われるかわからないため、常に周囲と頻繁に会話をしてお互いの存在を確認し合っていたのです。
そのため、女性にとってはコミュニケーションに目的があるのではなく、コミュニケーション自体が一つの目的であったという見方もできます。
また自分たちの住処の周辺で食料の採集を行ったり、衣服をつくったり、料理をしたり子供の世話をしたりしていたため、コミュニティ内での協調性が非常に大切だったのです。
女性は人の表情を読み取る能力が、男性に比べて20倍以上も高いと言われてます。他者との関係性がとても大切な要素だったために、表情を読み取る能力が発達したと言われています。
論理と感情という、相反するものが行動の根底にあるのだとしたら、お互いの言動にカチンときたりわかり合えない瞬間があるのは当然です。
女性からすると男性がいつも理路整然と物事を語るのに冷たい印象を受けるかもしれませんし、男性は女性の、感情的な言動にうんざりしてしまうことがあるかもしれません。まずはこの男女の決定的な違いを頭に置きましょう。
妊娠によって女性の脳の構造が変わる
Nature Neuroscience
2016年12月20日より
妊娠すると脳の構造が変化し、それが少なくとも2年間持続することが、妊娠、出産を初めて経験した25人の女性を対象とした研究で明らかになった。
変化したのは社会的認知に関係する脳領域で、自分の子(乳児)の画像に応答した。
さらには、この変化の程度から母親の子への愛着の度合いを予測することができた。
こうした研究成果を報告する論文が、今週のオンライン版に掲載される。
妊娠すると、ホルモンの濃度が急上昇するため、体に急激な生理的変化と物理的変化が生じる。
それほど急激でないホルモンの変化(例えば思春期のホルモン変化)があっても脳の構造と機能が変化することが分かっているが、妊娠によって女性の脳の構造がどのように変化するのかという点は解明されていない。
今回、Elseline Hoekzemaの研究チームは、妊娠、出産を初めて経験した25人の女性を妊娠前後の両方の時点で調べて、妊娠によって起こる脳の灰白質の構造変化を解明する前向き研究を計画し、実施した。
この25人の女性は、初めて父親になった男性19人、子どものいない男性17人、出産経験のない女性20人と比べて、心の理論(自分自身または他人に思考、感情、意図などの心的状態があることを理解する能力)に関連する脳領域の灰白質が少なくなっていた。
この構造変化のパターンを用いることで、出産経験のある女性の脳と出産経験のない女性の脳を区別することができ、出産後の乳児への愛着の質を予測することも可能になった。
また、出産後の女性に自分の子(乳児)の写真を見せる実験では、他の乳児の写真を見せる場合と比べて、妊娠によって変化した脳領域の一部で神経活動が高くなっていた。
その後行われた神経画像検査では、妊娠、出産を初めて経験した女性における灰白質の減少が、ほぼ全ての脳領域で出産後約2年間維持され、記憶に関連する脳領域である海馬だけで灰白質の容積が一部回復していたことが明らかになった。
今回の研究は、初めての妊娠による女性の脳の構造と機能の大きな変化を解明する第一歩になった。
この大きな変化は、まもなく母親になる女性が、母親に対する社会の要求に対応するための準備段階である可能性があるとHoekzemaたちは考えている。
まとめ
人は猿の進化であり、その過程で子孫を残すために多くの遺伝子が組み込まれています。
夫が悪い、私は正しい・・・その奥には、脳という自己防衛や子孫繁栄などのために組み込まれているどうしようもない本能だと理解することで、また違った接し方ができるのではないでしょうか?
自分の脳の事に関して詳細に知っているという方はいないと思います。
夫婦の亀裂は、脳が仕組んだものかもしれませんね!
【参考動画:イライラの時は休みましょう!】
【このブログ記事を書いた人の自己紹介】