【やさ・やさぐれる】の意味は?語源の由来と実際に使うべき事例を解説!

解説・人の絆
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このブログは、日常に潜む魅力を発信する雑記ぶろぐです。読者の皆さんに分かりやすく伝わってしまう内容です。(笑)
 私の思いをまとめるなら『考え方を変えることで、一人ひとりの人生は絶対に豊かになる。』 この一言です。頑張って記事を書いています。
 どうか一度、ご覧くださいね!

刑事A:ヤサは分かった。

刑事B:あいつは、やさぐれていたからな。


刑事A:ようやく見つけましたね。


???
どんな意味なの?


刑事ドラマでも使われる隠語。この『やさ』『やさぐれ』を勉強しますね!


ではスターーート!


ヤサとは何?

ヤサは家のこと。刀の鞘(さや)に転じて、刀の収まる方向、つまり、自宅や家。

警察や探偵などの中で使われる隠語、業界用語



「ホシのヤサはどこだ?」刑事がよく言うフレーズです。
「家や住居」を刀を収める「さや(鞘)」に例え、これを反転させたことが語源らしいです。「ガサ」も「さがす」を反転させたものです。
応用編「ヤサをガサる!」



やさぐれとは

  1.  家出人のこと。宿無し。やくざ・不良仲間の隠語。
  2. 《「ぐれ」を「ぐれる」と解したものか》転じて、無気力でいい加減なこと。投げやりなこと。


やさぐれたの事例

ぐれた様子、いじけたさま、投げやりな雰囲気などを指す表現。 家出者、不良仲間などを意味する「やさぐれ」が転じて動詞、形容詞などとして用いられるようになった語。 瞳を中心とした表情を形容して言うことが多い。

△やさぐれのイメージ


やさぐれている人とは?

「やさぐれてる人」は、どこか投げやりに見えて愛想の無い人のことで他者から見ると人を寄せ付けない、はぐれている人のことです。

つまり、ぐれているという部分が強調されているが故、「やさぐれてる人」はぐれ者であるという意味になります。

「やさぐれてる人 」は今現在では、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出す人という意味で使用されます。

ただし、本来の意味であれば、家を失った人で、住む場所が無い人を意味します。


やさぐれの使い方

本当の使い方

『あの人は、住むべく場所を失ったやさぐれている人だ』
この例は、本来の意味のやさぐれるを使用しており、住むべき場所がなくなったという意味で用いられています。

現在の使い方

現在の「やさぐれてる人」は反抗的で人を寄せ付けない人のことを意味しますので、
『あの人は、社会の輪からはみ出て、反抗的だし。やさぐれている人だ』などで使われます。


やさぐれている人との接し方

やさぐれている人は、自分に納得がいかないことで、反抗心を表現します。
自分の感情に正直になので、素直ということでもあるのですよ。
ですから、権力や力で押さえつけようとしても、必ず反抗、反発しますし、仮に押さえ込めたとしても一時的で、それが恨みとなって、何れ爆発して押さえつけた人に返ってくるのです。

△やさぐれている人の顔(イメージ)

イメージ的にはこんな感じでしょうか(*´ω`)



やさぐれている人の特徴は、『自分に納得がいかないこと』です。
ここがポイントです。


相手の思いを聞く、何がしたいかを聞く。
「一人にさせろ~」でしたら、一人にさせてあげる。
いや、そんなことをさせたら、この人の人生が無茶苦茶になる。


だから助け舟を出しているんだ。自分は間違っていない・・・
そう思っている方は、他人の課題に首を突っ込んでいますよ。


そこは、他人の課題です。その課題はあなたは、どうすることもできません。やさぐれている人の課題なのですから。


課題の分離に関する記事はここ!



課題を分離して、あなたにできることは、

水辺まで連れていくことはできても、水を飲ませることはできない。

要は、きっかけを与えることは自分にできるが、それをやるかやらないかは相手次第という課題を分離することです。


まとめ

「やさぐれてる人」は、元々は、鞘を自分の住み家に見立て、ぐれるが外れるという意味を持つ言葉であるが故、住み家を失うというのが正しい意味でした。

ただ、日本は、反抗することをグレると呼ぶが故、勘違いから「やさぐれる」は反抗的な人物と意味が変化したのです。

その為、現在の「やさぐれてる人」は反抗的で人を寄せ付けない人のことを意味します。

ですが、これを昔の正しい意味で認識した場合、住むべき場所を失った人という意味になりますので「やさぐれてる人」は、事情は分からないが住む場所を失った第3者の保護を必要とする人なのです。


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