子育てに遺伝は影響する?
遺伝より努力次第で変えることはできるのか?
そんな素朴な疑問をまとめた生地です。
今日も勉強のスターート!
遺伝に関するあるある質問
親から1番遺伝するものは?
親から子どもに遺伝するものって何かご存知ですか? 遺伝の影響は90%と言われています。 顔のパーツの中で一番親から影響を受けやすいものが鼻と言われています。
遺伝しやすいパーツは?
親子で似やすいパーツは3つ!
似やすいのは、大きく分けて「目」「鼻」「アゴ(輪郭)」の3カ所。 ソックリな親子は、この3パーツがほぼ全て似ているそう。 逆に、親と似にくいのは「頬」や「唇」といった「筋肉でできているパーツ」です。 これらは、食事の仕方や呼吸の方法などで形が変わっていく部位。
子供の学力は母親で決まる?
文科省の調査結果による統計によると
大卒だと74.6%に上り、14.2%の差があります。 前者が59.1%で後者は77.7%になり、その差は18.6%となり父親よりも差がついています。 母親の学歴ほうが子供の学力との相互関係があるようです。 母親の教育観がより子供の学力への影響が多いということらしいです。
知能は母親から遺伝する?
近年、ゲノムの解析技術が目覚ましく進歩し、ついに結論が出た。 頭が良くなる遺伝子はなく、知能は遺伝子で決まるものではないことが分かりました。 つまり、母親の知能が息子に遺伝することはない、というわけです。
父から遺伝するものは?
親から子へ遺伝するもの
- 1.顔・体 学力以外にも遺伝しやすいのは顔つきや体つきです。 とくに骨格については最も遺伝の影響を受けやすくなっています。 …
- 2.運動能力 親が高い運動能力を持っていると、子どもも運動が得意になる可能性が高くなっています。 …
- 3.芸術的才能 音楽や芸術の才能も親から遺伝すると言われています。
頭の良さ 遺伝 どちら?
最近のGWAS研究でも、非相加的遺伝による効果を算出しても教育年数をほとんど説明できないことが示されています。 知能の基本は相加的遺伝ということです。 橘 知能が相加的遺伝ということは、知能の高い親同士からは知能の高い子どもが生まれやすい、という理解でいいですか。
頭の良さ 遺伝 何割?
「頭の良さ」は、環境要因と遺伝的要因が半々
45パーセントと考えられています。
性格は遺伝で決まるって本当ですか?
さまざま研究結果によると、子どもの性格の約50%が遺伝子に作用されることがわかっています。 半分も親の性格を引き継いでしまうなら、もうどうしようもないと諦めようと考えてしまう方もいるかもしれませんが、50%という数字は決して高いものではなく、性格の半分以上はほかの要素によって形成されるということなのです。
男の子は母親に似るのはなぜ?
そして、父親が持つ「Y」染色体には生殖器をつくる遺伝情報しか含まれていないため、体の構造・顔つき・性格等の情報は母親の「X」遺伝子のみから受継がれることになり、結果、男の子は見た目や雰囲気等が母親に似る可能性があるのだとか。
身長はどちらの遺伝?
背が高いという遺伝子のほうを優性遺伝子(A)、低いという遺伝子を劣性遺伝子(a)とします。 父方の遺伝子はAA、母方の遺伝子はaaとすると、子どもは全員Aaで背が高くなります。 父方は見た目は背が高くても遺伝子はAaであれば、子どもは背の高い子(Aa)もできるし、背の低い子(aa)もできることになります。
ADHDは父親と母親のどちらが遺伝するのでしょうか?
親がADHDの場合、その子どももADHDである可能性は非ADHDの親の場合と比べると5〜10倍高いといわれています。 これを確率に直すと、親がADHDの場合、50〜80%(平均70%)の確率で遺伝するという研究結果が出ています。
ADHDに関する記事はこちら・・・
教育は遺伝に勝てるのか?
遺伝が学力に強く影響することは、もはや周知の事実だが、誤解も多いんです。
遺伝学の最新知見を平易に紹介し、理想論でも奇麗事でもない「その人にとっての成功」(=自分で稼げる能力を見つけ伸ばす)はいかにして可能かを詳説。教育の可能性を探る方法のとは?
目次
- 第1章 遺伝は遺伝せず―基本はメンデルにあり
- 第2章 あらゆる能力は遺伝的である
- 第3章 親にできることは何か―学庭環境の効き方
- 第4章 教育環境を選ぶ―学校の内と外
- 第5章 「自由な社会」は本当に自由か?
- 第6章 そもそも、子どもにとって親とは?
遺伝の影響力
IQは66%が、スポーツや記憶力も8割超が遺伝で決まる。そんな調査結果があります。ただ現代の科学は、あなたに眠る全ての才能を測れるわけではありません。
能力、性格といった様々な形質は、親から受け継いだ「遺伝要因」と、生活や教育といった「環境要因」の両方の影響で決まります。気になるのは、遺伝と環境がどのぐらいの比率で影響するのか?
「音楽の才能は92%、スポーツの才能は85%、成人期初期の知能指数(IQ)も66%が遺伝の影響と言えます」
そう語るのは、慶応大学文学部教授(教育学)で、ふたご行動発達研究センター長の安藤寿康さんです。
安藤教授が、自身の調査結果や欧米などの研究結果をまとめ、分析したところ、指紋は98%が遺伝の影響。環境要因で変わる2%が、ATMやスマホがふたごを見分けるカギになるようです。身長や体重が9割以上遺伝の影響というのも、さほど違和感はありません。
音楽(92%)、スポーツ(85%)あたりは、まぁ納得か。バッハの一族からは50人を超える音楽家が輩出し、16世紀半ばから約200年にわたって栄えた。陸上ハンマー投げの室伏広治さん一家、宮里藍さんらゴルフの宮里ファミリー、故・山本KID徳郁さんらレスリングの山本ファミリーなども分かりやすい事例。
数学の87%には、思わずため息が出る。学業成績は全般に遺伝の影響が大きく、9歳時点で算数は72%、国(英)語が67%、理科が63%となりました。
落ちこぼれの高校生が一念発起、慶応大学に合格した「ビリギャル」のサクセスストーリーは世の受験生を勇気づけました。しかし安藤教授は「今の教育制度の中で『誰もが頑張れば東大に行ける』とか『ビリギャルのようなことが誰にも起きる可能性がある』とか言うことは、欺瞞にすぎない」と指摘しています。
安藤教授のプロフィールはこちら・・・
遺伝で決まる能力
遺伝で決まるのなら意味なくね!
となると思うのですが、そこは考え方!
そんなトップクラスにならなくても、得意分野は誰しも持っています。
それに気付いた方は世間で言う成功者になっているのです。
ここでは、現実を知ることで、無理な背伸びの教育ではなく、その子に合った教育をすることが重要であると認識する。
詳細はこの記事・・・
運は遺伝する?
知能の遺伝率は環境によって変わる、年齢を重ねるほど本来の遺伝的素質が表れやすくなるなど、行動遺伝学は、教育のあり方に一石を投じるような重要な発見をもたらしました。
著者
橘 玲(たちばな・あきら)
1959年生まれ。作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部超のベストセラーに。『永遠の旅行者』は第19回山本周五郎賞候補となり、『言ってはいけない――残酷すぎる真実』で2017新書大賞を受賞。著書多数。
安藤寿康(あんどう・じゅこう)
1958年生まれ。慶應義塾大学名誉教授。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。専門は行動遺伝学、教育心理学、進化教育学。『能力はどのように遺伝するのか』『教育は遺伝に勝てるか?』『「心は遺伝する」とどうして言えるのか』など、著書多数。
まとめ
IQは66%、収入は59%が遺伝の影響!
世界中の研究者により、知能は遺伝子の影響を60%程度受けることが示されています。 40%が環境の影響ということになります。 知能の分野では、年齢を重ねるにつれて遺伝の影響が強くなりやすいこともわかっています。
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【この記事を記事を書いた人の自己紹介】
内容説明
マニュアルどおりに育てても、“うちの子”の成績が上がらないのは、あたりまえ。親の言うことをきかないのも、子の遺伝子の仕業。あらゆる感情や行動に遺伝の影響は表れるからだ。遺伝で受け取った“素材”を存分に引き出し、伸ばし、自信をもって生きていくために、効果的な「教育」のかたちを科学的知見から明らかにする。