「成功」したいな~!と思ったあなた。
まずは、ギブしなさいよ(笑)
今回は、ギブ&テイクの著者、アダム・グランドさんから学んだ内容の記事です!
人間は自分中心ですが、一度、冷静に考えてみましょうね。
人間の思考回路は三種類
ギバー・・・与える人
テイカー・・・受け取る人
マッチャ―・・・バランスをとる人
「ギバー」といっても「ひたすら他者に与えるだけ」ではない。
「テイカー」にしても「人からとろうとするだけでない」
どのタイプも「ギブ&テイク」になること変わりなく、ギブしたりテイクしながら仕事が成り立っている、つまり世の中は「ギブ&テイク」で成り立っている。
しかし、ギバー、テイカー、マッチャ―では、「ギブ&テイク」にいたる道筋がまるで異なる。
ギバーの特徴
前提とする因果理論
目的は「ギブ&ギブ」
見返りなど関係なしに、まずは先に人に与える。
その時点で頭の中に目的としてテイクがあるわけではない。
その結果、どこからか「お返しをもらえる」
テイカーの特徴
前提とする因果理論
目的はあくまでも「テイカー」
何でも自分中心で考え、自分の利益を得る手段としてのみ「ギブ」する。
裏を返せば、テイクをいう目的達成をする手段として有効と考えれば、テイカーは実に積極的にギブすることもある。
マッチャ―の特徴
前提とする因果理論
目的は「バランスをとる」
自分と相手の利益・不利益を、そのつど公平にバランスし、ギブ&テイクの帳尻を合わせようとする。
「これだけしてもらったから、私も同じくらいお返しをしよう」という思いの思考と行動パターンとなる。
テイカーの見分け方
必ずしもとは言いえないが、
・テイカーのCEOははなすとき、やたらと「私」という単語を使う。
・テイカーが経営する会社の年次報告書は、写真がやたら大きくである。
・テイカーは「フェイスブック」で使っているプロフィールの写真が顔のアップである。
という傾向がある。
大きな成功を収める人の3つの共通点
「やる気」「能力」「チャンス」
成功とは勤勉であり、才能があり、かつ幸運な人びとによって達成されるものです。
それが達成して長く継続できるのが「ギバー」です。
ギバーの落とし穴
成功する人は「ギバー」であるが、落とし穴に気を付けよう。
それはギバーを搾取するテイカーです。
テイカーは、自分の利益のためならニコニコしながら近寄ってきます。
そして「あれも」「これも」「お願い~」とギバーにギブを求め、結果、自己犠牲のギバーとなり、テイカーが成功してしまう・・・
例:ニコニコした顔でお年寄りを騙す詐欺師(特殊詐欺関連)
自分が辛いけど、あの人のためならそれはいいことなの(間違った恋愛観)
しかし、先ほども書いたとおり、
「マッチャ―」・・・バランスをとる人
が存在するので、テイカーに対して、「楽ばかりして」「こいつを何とかしないと」と制裁を与える訳です。
だから、「テイカー」ではいつか、「マッチャー」から制裁を受けるのでなってはいけない!
クレクレ君に要注意
やってくれ
教えてくれ
(無料)でくれ
みたいな感じで、求めてばかりの人のことを指します。
・何でも教えて欲しいと他者へ依存する人
・自分で調べればわかることを調べる前から人に聞きたがる人
・何でも無料で与えてもらおうとし、何でも無料で参加しようとする人
・教えてもらえないと反発したりクレームをしたりする人
・客である自分は大切にされて当然だと思っている
・過剰なサポートを要求する
・やってもらって当然だと思っている
・他人から何か与えられても「なんか違う」「これじゃないのが欲しい」と思う
・自分は他人に何もメリットを与えないのに、人からメリットを受けようとする人
・人の好意で情報やチャンスを与えてもらってもすぐに否定したり辞める人
このような人たちは、自分では答えを見つけられないから、サポートを常に求めるし、他人が答えを必ず持っていると思っています。
他人に任せれば良いと考えているので、自ら動いたり考えたりしません。
つまり思考停止して、利益を奪うことしか考えていないので要注意です。
結局「誰が」成功するの?
成功するには・・・
1位「ギバー」
2位「マッチャ―」
3位「テイカー」
4位「自己犠牲のギバー」
です!
どうしたら「ギバー」になれるのか
成功するギバーは「自己犠牲」ではなく、「他者志向性」をもっている。
「他者志向性」とは・・・例えばチームで仕事をするとき、自分の取り分を心配するのではなく、みんな幸せのために高い成果を出す、そこに目的を設定することです。
「自分にとって意義のあることをする」
「自分が楽しめることをする」
の条件が満たされれば、ギバーは他人だけでなく、自己にも「与える」ことができる。
ギブとテイカーの思考の違いを見極めて!
ここまで読まれた方の中には、「そんなの偽善だよ~」「世の中、企業同士が利益を奪い合っているじゃないか~」「損するよ~」と思った人もいるかと思います。
まだまだ「マッチャ-」思考ですね!
そう、今、書きました
「自分にとって意義のあることをする」
「自分が楽しめることをする」
をかみ砕きましょう。
競争することで「あいつに負けたからもう嫌だ」「どうしても負けるから周りに帳尻をあわせて無難にしよう」「どうしたら勝てるか技術を盗もう」という意味で
「自分にとって意義のあることをする」
「自分が楽しめることをする」
をすれば、青線のとおり、見返りを求めているので無意識のまま「マッチャー」「テイカー」になります。
思考を変えるのだ!
「あいつに負けたのは自分の技術の〇〇が足りないと発見できた〜」
「どうしても負けるから、周りに役立つ方法を考えてみたい」
「どうしたら勝てるかでななく、自分の得意分野を与えてみて仲間にできないか」
など、楽しみながら、自分にギブして良いアイデアや意見を相手ギブすることで、お互いに『ギブ&ギブ』の関係が生まれる流れをつくるのです。
子育てがいい例ですね。
子どもにギブすることで親の知らなかった知識、経験や繋がりを子どもがギブしてくれて、さらにギブをしてギブを生むという感じです!(親も子どもも「ギバー」)
しか~し、「マッチャー」「テイカー」の場合は、
この子は、将来こうしたいと見返りのギブをすれば、子どもが「嫌だ~」となった場合、親は「どれだけあなたに投資したと思っているの~」とケンカに発展。(親が相応の見返りを求めている「マッチャー」)
また甘やかしすぎて、成人になっても「おふくろ、お金くれ」と働きもしないで年金生活の親の生活資金を奪う。(子どもが親から富を奪う「テイカー」)
を例えるなら、わかりやすいかと思います!
アダム・グランドさんの講義
ギブギブギブの本当の意味
ビジネスにおける「ギブギブギブ」「先に与えろ」と言うのは、自分が犠牲になるとか、消費し続けるとか、ということではなく、精神論ではなく、次の3つの意味です。
1、価値
まず、何を与えるのかといえば、価値を与える、と言うことです。
価値というのは、相手の問題を解決するということです。
決して労働力や時間を与えたり、嫌なことを引き受けたり、ただ親切をするってことでもなく、量を提供しろってことでもありません。
価値です。1万円のサービスを売るなら、相手に10万円の価値をもたらすと言うことです。悩みを解決すると言うことです。
- 相手に成果を出させる
- 稼がせる、増やす
- 節約させて利益をもたらす
- 時間を節約させる
- 時間を増やす
- マイナスをゼロにする
- 満たされていないものを満たす
という商品サービスを作りなさいと言うことです。
それを約束して守るということです。
2、オファー(お試し)
次に、「先に与える」というのはマーケティングで言うオファー(提案)のことです。「無料で試してください」「低価格で試してください」といった提案をして、「試して良かったら実際に買ってください」と言うことです。
3、シグナリング理論
そして、さらにいえば、無償で情報を先に与えると言うことです。
商品についてこちらが詳しくて、お客さん何も知らないと言う状態では誰も買いたくても怖くて買えません。これを「情報の非対称性」と言います。
先に情報を与える、知識を与えるから、商品の必要性が理解できたり、商品を欲しくなると言うことが起きます。
まとめ
世の中の人間の思考には三種類がある。
ギバー・・・与える人
テイカー・・・受け取る人
マッチャ―・・・バランスをとる人
成功するのは、断然「ギバー」
しかし、自己犠牲型のギバーになってはいけない!
成功するギバーは「自己犠牲」ではなく、「他者志向性」をもっている。
「自分にとって意義のあることをする」
「自分が楽しめることをする」
子育てがいい例。
子どもにギブすることで親の知らなかった知識、経験や繋がりを子どもがギブしてくれて、さらにギブをしてギブを生むという感じです!(親も子どもも「ギバー」)
人当たりの良い「テイカー」(詐欺師)に気を付ける。
とくに仮面を被った「テイカー」は、「あなたのために・・・」と近づいて、金銭や仕事を奪っていく。
【ギブ&テイクの参考動画】
【このブログ記事を書いた人の自己紹介】
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も皆さんに愛されるブログ記事を書きますね!