半額セールや3品で10%オフなどの文字につい飛びつきがちですが、実はそれは“お得のワナ”かもしれません。
自分は「節約上手」だと思っている人ほど要注意。
そんなワナにはまらないための方法を教えます!
こんな言葉に要注意
●半額セール
半額の値札を見て、「すごくお得!」と興奮状態になってしまうのは、元値を最初に見て、値下げ価格と比べてしまうため。いくら安くなっているかより、その商品が「元々その金額だったとしても買うかどうか」を基準にしてくださいね。
●大量パック
大量パックのほうが1個や1g当たりの単価が安いもの。でも食べ切れなければ、支出額が増えただけで結果的に無駄。最後まで食べ切るには、小分け冷凍や下ごしらえなどの手間がかかるので、その計画を立てたうえで買い物をしましょうね。
●3品で10%OFF、3足1000円
2品だけ買うつもりが「セットで割引」に飛びつき、あと1品探して購入。買う予定がなかったものに〝わざわざ〞お金を多く払ってしまうことを自覚しましょうね。
●送料無料
ネット通販で「送料を払わずにすむなら」と予定外の商品をポチッ!洋服や雑貨なら送料はおおむね800円程度。潔く送料を払うほうが、不要なものを無理やり買うより安上がり。決済前に送料込みの支払額をチェックしましょうね。
●食べ放題
食べ放題は料金先払いが一般的。「たくさん食べて元をとろう!」と張り切りがちですが、実はそれは「無理してでも食べないと損」という気持ちの裏返し。1回の外食にその料金を払って本当に満足できるかでジャッジすべきですよ。
「値上げの前にまとめ買い」の落し穴
最初にご紹介するのは、40代の主婦Fさんの失敗談です。
Fさん夫婦は、そろって大のお酒好き。
1日の終わりにふたりでその日あった出来事を肴に晩酌をするのが何よりの楽しみなのだそうです。
そんなふたりの元に訪れた衝撃のニュース、それは「2020年10月から新ジャンル(第3のビール)値上げ」。新ジャンル愛飲家のふたりにとって、値上げは家計に響きます。
ならば、値上げ前にまとめ買いをしておこう、と8月の時点で買いだめを決行したのだとか。
しかし…
「家にお酒があると、つい飲んじゃって…10月を待たずに買いだめした新ジャンルを飲み切ってしまいました」 もともとお酒好きなふたり、早い時点で買いだめしてしまったのが仇となり、「なくなったらまた買い足せば大丈夫」とついつい酒量が増えてしまったのだそう。
結局、毎月1万円ほどだったアルコール費は、8月・9月で倍の2万円近くに! 「節約のために買いだめしたのに…まったく逆効果になってしまいました」 いたく反省したFさん夫婦、今は毎日行っていた晩酌を、週末のみに控えているそうです。
かしこく「ポイ活」…のはずが大失敗!
続いてご紹介するのは、30代のHさんです。
1児のママであるHさんが今はまっているもの、それは「ポイ活」。
コツコツ貯めたポイントを利用して、日用品や子供のおもちゃを購入することで、月に数千円の節約になる、とHさん。
しかし、そんなHさんもポイ活で大失敗をしてしまったことがあるそう。 「とある動画サービスに登録することで、1,000円分のポイントがもらえる、というキャンペーンがあったんです。
最初の1カ月は無料、2カ月目から月会費がかかりますが、その前に解約すればOKというもの。これはお得! と飛びついてしまいました」 登録したサービスは、スポーツの試合を見られる、というもの。
実は、あまりスポーツには興味がないHさん、登録したきり、その動画サイトを一度も視聴することはありませんでした。
そんなHさん、ある日スマホの請求書を見てびっくり! いつもより2,000円も高かったのです。 「スマホで買い物をした覚えもないし、いつもよりも電話やネットを使用した記憶もない。それなのに料金が高くなっていて…本当にびっくりしました」 「いったいなぜ?」という気持ちで明細書を見たHさん、謎は瞬時に解けました。ポイント欲しさに登録していた動画サービスの解約をすっかり忘れていたのです。
Hさんはすぐさま該当サービスの解約手続きを進めましたが、時すでに遅し。
当月分解約の期日を過ぎてしまっていたため、翌月も2,000円の会費を払う羽目に。結局Hさんが支払った会費は合計4,000円。1,000円分のポイントのために3,000円を無駄にする、という本末転倒な結果に終わってしまったのです。
「夫に打ち明けると、あきれた様子で『ポイ活もほどほどにしておけば?』と釘をさされてしまいました」
しかし、「1カ月無料お試しで、ポイントXX円分プレゼント!」の魅力にはあらがえない…というHさん。 「対応策として、無料キャンペーンに応募したときは、スマホのカレンダーにキャンペーン終了日を登録。
リビングのカレンダーにもキャンペーン終了日を記載して、解約忘れを防止しています」 気に入ったサービスで、キャンペーン期間中によく利用したのならまだしも、まったく利用しないサービスの料金を支払うことほど悔しいことはない、とHさん。4,000円は手痛い勉強代となったようです。
節約の本質
節約と耳にすると、前記のようにセールやまとめ買い、我慢する、電気をこまめに消すなど、苦労するイメージがありますよね。
しかし、節約とは、その意味もあるのでしょうが、お金を貯めたいという意味では違います。
倹約家になるんですよ!
倹約家とは、物やお金を無駄遣いしない人のことです。
ケチな印象があるかもしれませんが、倹約家の人は使うべきところでは、お金を出し惜しみしません。
出すべきところと、出さないところの基準を明確に決めているのです。
つまり、無駄を省いて上手にお金を使う人のことです。
ケチな人とは大きく異なり、適切な場面では相手のためにもお金を出します。
まず支出を減らして、お金を貯める力を鍛えること。
このリストは、リベラルアーツ大学というサイトがあります。
両学長・・・この方が、お金に関する様々な悩みを解決するべく、日々、動画などで解説しています。
学長の簡単な紹介!
今から約20年前の高校在学時に起業。
当時高価だった為パソコンが買えずに自分で組み立て、独学でパソコンの本を読み漁り、知識を学ぶ。
10代で年間1億以上を稼いだが、数々の失敗も経験し、学校では教えてくれない本当の社会の仕組みを知ることになる。
現在はリベラルアーツ大学を通じて『自分の力で今よりも自由になる』人を増やそうと奮闘中。
30代 / リベラルアーツ大学学長・会社経営・投資家 / 男性
リベ大が言う節約とは何か・・・
【参考:お金の勉強をもっとされたい方は・・・リベ大へ】
まずは実践
1. 見栄のためにものを買わない
全身ブランド物で揃える、ケチだと思われたくないので生活レベルを上げるなどが見栄を張る代表例です。見栄を張ると当然お金がかかります。
- 貧乏だと思われてしまうから
- お金持ちだと思われたいから
- ケチだと言われたくないから
というように感じるからこそ見栄を張ることになるのですが、その理由は自分以外の他人が主体となっているからです。
上記すべての言葉の先頭に「他人に」が付くことがわかりますよね。
- “他人に”貧乏だと思われてしまうから
- “他人に”お金持ちだと思われたいから
- “他人に”ケチだと言われたくないから
お金持ちは、感情や暮らしの中心が“自分”です。
こう生きたい、こう暮らしたい、こうなりたいと思う自分のポリシーがしっかりとあれば他人にどう思われようが気にならないものです。そして本当に欲しいものだけを買うことができます。
自分を主体に生きる、これを心に留めましょう。
2. 長く愛用できる「本物」を選ぶ
お金持ちは物の価値を自分主体に考えた上で「本物」を選びます。
本物を分かりやすく言い換えると長く愛用できる物です。
例えば、靴を例に挙げてみましょう。
上質な革を使ったしっかりとした作りの靴が1足あれば、ヒールやかかと修理などのメンテナンスをしながら大切に愛用すれば10年以上も履けます。
一方で、素材が悪い靴の場合はいくらメンテナンスをしても1.2年でボロボロになってしまうでしょう。流行のデザインであればその前に飽きてしまい履かなくなってしまうかもしれません。
上質な靴の価格が10万円で10年間愛用、素材の悪い靴の価格が5000円で毎年2足買うと想定すると10年間に必要なお金はどちらも10万円です。(メンテナンス代は省略)
できれば少しでも安く良いものを買いたいと思うのは誰しも同じです。
そして物を買うことにはパワーや時間が必要です。もしかするとお金持ちはそのパワーや時間を別のことに費やしたいからこそ、長く愛用できる本物を選ぶという考え方もできますね。
3. 欲しいものを本当に必要な時に買う
今欲しいものは何ですか?
それはいつ手に入れる予定ですか?
この2つの質問に対してお金持ちはすぐに即答することができます。その理由は、本当に必要な物を必要なタイミングで購入するからです。
バーゲンや衝動買い、今だけしか買えない期間限定商品などで失敗した経験は誰しもがあるでしょう。
ただ、彼らは「値段」や「欲求」で判断せず、「必要性とタイミング」を基準に買い物をします。
だからこそ買い物で失敗することがほぼありません。
- 何が必要か
- いつ必要か
- なぜ買うのか
買い物をする際に冷静な考えでこの3つの項目を思い出してみましょう。
特に「なぜ買うのか」に対して、「今しか買えないから」「どうしても欲しくなったから」といった思いがもし浮かんだらぜひ一呼吸ついてみるのが良いでしょう。
購入して家に帰ったとたん物への興味がなくなってしまう可能性があります。
またお金持ちは、気に入ったものがなければ買わないという選択肢をとることも特徴です。
4. 必要な機能以上のお金を使わない
必要な機能以上にお金を使わないというのはイメージがわきづらいかもしれませんが、腕時計が一番わかりやすい例です。
- シンプルな時計機能のみの腕時計 2万円
- 海の中100m以上の気圧防水機能など多機能のブランド腕時計 30万円
彼らは2万円のシンプルな腕時計をつけていることが多いです。
腕時計の機能として、時間がわかることだけに重点を置いているからです。
仕事やプライベートで見られる機会のある腕時計が安物だと恥ずかしい・・・と感じた方、「1.見栄のためにものを買わない」をもう一度読み直してみましょう。
腕時計は見栄のためにつけているのではなく、時間を正確に知るためのツールです。
腕時計はしっかりとしたブランドの「本物」を持ってこそ価値がある・・・と感じた方、「2.長く愛用できる「本物」を選ぶ」をもう一度読み直してみましょう。
ブランド=本物ではありません。長く使えるかどうかがポイントです。日本の技術力を集結したCASIOやセイコーの腕時計などは2万円で十分購入できます。
必要な機能以外にはお金を使わない、そう決めると心がすっと軽くなりませんか?
5. できるだけお金をかけない工夫
お金持ちなら毎日湯水のようにお金を使ってもいいからうらやましい、と感じるかもしれませんが、彼らの生活は実は質素です。
節約やケチと厳密には異なるかもしれませんが、できるだけお金をかけないで済むように工夫しています。
少しお金以外のことを想像してみてください。
仕事や家事を毎日していれば、休みの日や子供がいない時間などはちょっと羽を伸ばしたくなるものです。
どこか温泉旅行へ行ったり、ゆっくりとティータイムを楽しむ方も多いはずですが、それは休日や時間が特別なものだからですよね。
その日しかない、この時間しかないと感じるからこそ有効活用しようとなるのです。
彼らは多くのお金を持っています。
特別なことではないので、お金を湯水のように使う感覚は少ないのです。
そして持っているお金を使わない限りは今日も明日も来年も10年後もお金があります。だからこそ毎日お金をかけない工夫をするのです。
6. 家計の中心は貯蓄
家計を管理する際、一番中心となっているのは何でしょうか?
住宅ローンの返済、食費などがあるかもしれませんが、お金持ちは貯蓄を中心に家計を考えます。ただし貯金が好きな人とはまったく異なる考え方です。
- 貯金が好きな人
貯まっていく通帳を見るのが好きだから貯める - お金持ち
収入の○%を貯金、残り○%を生活費
貯金の目的や使途もある程度決まっている
収入に対して何%を貯蓄に回しているのか一度計算してみましょう。
家計管理とは家計簿をつける具体的な作業を意味するのではなく、人生で築く資産を管理することです。
お金持ちはそれがわかっているからこそ貯蓄を中心に家計を考えます。
7. 収入と支出を明確にしている
お金持ちの人の特徴として、自分の持っているお金を正確に理解していることも挙げられます。
つまり、「入ってくるお金=収入」と「使ったお金=支出」を把握しているのです。
収入と支出を管理することは家計簿つける作業を意味するわけではありません。
先ほども“家計管理とは家計簿をつける具体的な作業を意味するのではない”とお伝えしましたがそれと同様です。
というのも、家計簿をつけていても月の途中でお金がなくなることもありますし、家計簿の記入を1週間や1か月まとめてやっていれば収入と支出を把握していないことになります。
収入と支出を把握することで、今自分の財布にいくらお金が入っているか、何にお金を使ったか、いくら収入が入るかなどが明確になります。
お金持ちは収入と支出の流れを把握する重要性を知っています。
8. 消費ではなく投資をする
消費も投資もお金を使う行為ですが、消費はお金を使って何も残らず、投資はおお金を使った後にお金を生み出します。
この2つは決定的な違いです。そしてお金持ちになるためには「投資」がとても重要です。
投資と聞くと投資信託や株を想像するかもしれませんがそれらに限ったことではありません。
「お金持ちになりたければ一流ホテルのコーヒールームでコーヒーを飲むべき。缶コーヒーでもコンビニのコーヒーでもなく」というのを耳にしたことはありませんか?一流ホテルのコーヒーは1杯1000円程度することも少なくありません。
一流ホテルのコーヒーが生み出すものは
- 一流のサービスを受けることでホスタピタリティの本質を理解する
- 人と一緒に来店する場合は相手との関係性を特別なものにしてくれる
などです。
缶コーヒーなどはコーヒーを消費することですが、一流ホテルのコーヒーは「投資」ということになりますね。
コーヒーに限らず、人への投資、将来の自分への投資などお金を生む使い方をしていきましょう。
9. 小銭を大切にする
お金持ちは小銭を大切にします。1円が100枚あれば100円、100円が100枚あれば1万円になることを知っているからです。
そして小さな数字を大切にする理由としては、金利や利率のパーセンテージのわずかな違いが資産に大きく影響していることも理由の1つです。
例えば金利0.1%で貯金することと、0.2%で貯金することはたった0.1%の違うに思えるかもしれませんが、お金持ちは大きな差に感じます。
10万円を貯金している場合、2つの金利の差はたった100円です。
ところがお金持ちの立場では貯金額の桁が違います。5000万円を貯金している場合、金利0.1%の利息は5万円、金利0.2%の利息は10万円、その差は1年で5万円です。10年で50万円の差になりますね。
お金持ちにとって小さな数字や小銭はとても大切な存在です。小銭を大切にすることは、お金持ちになるために今すぐできるとても簡単な方法です。
10. 貯蓄が先、使うのは後
最後にご紹介するのがお金の使い方についてです。
お金持ちは収入が入るとまず貯蓄に回し残ったお金で生活します。その逆として、使った後に貯金するという方も多いのではないでしょうか。
先ほど家計の中心は貯蓄を中心に考えるということを挙げましたが、ここでご説明しているのは家計の話ではなくお金の使い方になります。
そもそも家計管理は会社で言うと経理部門のお仕事ですが、会社でお金を使うのは経理よりも営業やマーケティングなどそれ以外の部署の方が多いはずです。
家庭は小さな会社のようなものです。
経理も営業もマーケティングも全部1人で担っているからこそ、お金を使うときに貯蓄を優先させる考え方が大切になるのです。
人は欲しいものや経験したいことは際限なく湧き出てくるため、お金を使おうと思えばいくらでも使えます。
使った後に残ったお金を貯金しようと思っても、結果的に残るお金は少なくなります。
お金が入ってきたら先に貯蓄、後で使うことを意識するだけでお金持ちに1歩近づけます。
【貧乏とお金持ちの違いは?】
まとめ
恐怖と欲望を知ることがお金持ちへの第一歩ですよ!
「たいていの人に値段がある。それは、人間だれしも恐怖と欲望という感情を持ち合わせているからだ。まず、お金を持たずにいることが怖いから必死で働く、そして給料を受け取ると欲張り心が頭をもたげ、もっとお金があればあれも買える、これも買えると考え始める。そして人生のパターンが決まる」
👇
「朝起きて、仕事に行き、請求書を支払い、また朝起きて、仕事に行き、請求書を払う・・・を繰り返し、ずっと、恐怖と欲望という二つの感情に走らされ続ける」
「そういう人は、お金が多くもらえても支出が増えるだけで何も変わならい」
この詳細は・・・
【このブログ記事を書いた人の自己紹介】