テレビで今日の円相場です。
〇〇円〇銭安の●●円●銭となっています。
この意味について今日は勉強します。
今日も学びのスターート!
為替
為替には、内国為替と外国為替の2種類があります。
ここでは「外国為替(外為:がいため)」について勉強しましょう。
為替って何?
本来、為替は、内国為替と外国為替の2種類に分けられます。
内国為替とは「郵便為替」「銀行振り込み」など、現金の移送を行わず、遠くにいる人とお金をやりとりする方法のこと。
一方、外国為替とは、通貨が異なる国同士で、現金を直接輸送することなく、為替手形や送金小切手などを使って決済する方法です。
一般的に「為替」と言った時には、この外国為替をさします。外為(がいため)と呼ばれることもあります。
為替レートって何?
ある国の通貨を別の国の通貨に交換するときの交換比率のことを為替レートと言います。
例えば1ドル=100円の為替レートの場合、1ドルを100円(100円を1ドル)で交換することができます。海外旅行に行ったことがある人には、おなじみですね。
為替の動向は、株式市場にも影響します。
逆に株式市場の動きが為替に影響を与えることもあります。他にも為替は金利の動向、経済の良し悪し、政治動向などさまざまな影響を受けます。
為替が動く原因は何ですか?
為替相場は需要と供給の関係によって決まります。
日本円がほしい人が多ければ価値が上がって円高になり、日本円を売りたい人が多ければ円安になります。
これが、為替相場が変動する基本的な仕組みです。
為替リスクの具体例は?
為替変動リスクともいいます。
具体的には、10,000ドルの外貨を1ドル=110円で購入した場合、為替相場が変わらなければその価値は110万円のままであるが、1ドル=120円(円安)になった場合は10,000ドル×120円=120万円に上昇します。
円高になると為替リスクはどうなる?
円高になると、預け入れた元本部分に為替差損が発生します。
ただし、あくまで評価額が下がったということです。 円に戻して引き出さない限り、この為替差損は現実には確定しません。
為替レートは常に変動していますから、短期間に大きく動いた場合も、ニュースなどでその理由を確認し、慌てずに判断しましょう。
【動画で解説】
為替ヘッジとは何か?
為替ヘッジ「あり」は円高になると損をするのですか?
為替ヘッジありは為替の値下がり(円高)による損失を避ける行為で、為替相場の影響なしに外国株式や外国債券などの収益を取りたい方に為替ヘッジありが向いています。
ただし為替ヘッジにはヘッジをかける費用(ヘッジコスト)がかかることや円安の値上がりを享受できないデメリットがあります。
円安・円高の基礎知識を詳細に学ぶには、この記事・・・
なぜドルが世界の基準なのか?
本日の円相場は〇〇円の円安です。
などとニュースで流れていますね!
世界にはドル以外にも通貨があるのに、なぜ、
米国(アメリカ)ドルが基準なのか?
この疑問を解消する記事はこちら・・・
外貨株をずっと持ち続けるメリットは?
株を長期保有することの主なメリットは
「大きな利益を得られる可能性がある」
「短期的な値動きに一喜一憂せずに済む」
「配当金や株主優待をもらえる」
の3つです。
これらの点をメリットと感じる場合には、数ある投資法の中でも長期保有を選択して株式投資を行うと良いでしょう。
米国株投資は長期と短期、どちらが有利か?
投資をする上で、「長期投資」と「短期投資」のどちらのスタイルで取り組むべきか迷ってしまうことがあるかと思います。
よくある疑問ですが、これには正解があるわけではありません。
基本的に、長期と短期のどちらが優れているのか、有利なのかというのはなく、双方にメリット・デメリットがあり、特徴を見極めた上で自分に合っている投資スタイルを選ぶ必要があります。
ただ、米国株投資においては長期投資の方が適しているといえるかもしれんせん。
米国株のマーケットは長期的な成長を続けており、仮に今後も成長が続くのであれば長期で運用した方が資産を増やせる可能性が高いからです。
長期投資のメリット・デメリット
長期投資は、将来を見据えてじっくり資産を運用していくスタイルです。
分散投資、積立投資と並び、投資の基本中の基本で、資産形成における有効な手段のひとつとされています。
米国株の長期投資は、会社自体が価値を生み出したり成長したりすることを利用しようとするもので、値上がり益や配当金の獲得を目指すのが一般的です。
長期的な上昇相場を描いており、仮に今後も成長が続くのであれば、長期投資は効果的な戦略となる可能性があります。
長期投資のメリット | ・複利効果を発揮しやすい ・収益が安定化しやすい ・インカムゲイン(配当金)を狙える ・精神的負担が少ない |
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長期投資のデメリット | ・不確実性リスクが増大する ・資金効率悪化の可能性も ・すぐに利益を得られない |
株の塩漬け(しおづけ)は危険
値下がりした株式を、値上がりを期待して持ち続けること。
株価の急落によって逃げ遅れた投資家が、大量の塩漬け株を保有していることをいいます。
【塩漬け株は危険!】
もっと知りたい!
投資した銘柄の株価が下落したとき、損切りをし損ねた結果、投資元本が回復するまで長期保有せざるをえない、要するに売るに売れない銘柄のことを「塩漬け銘柄」などと称します。
塩漬けにしたからといって必ず株価が回復する保証はどこにもありません。
それどころか、塩漬けにしている期間は、その投資資金を動かすことができないため、逆にポートフォリオ全体の資金効率を下げることにもなってしまいます。
投資するスタンスにもよりますが、特に短期のトレードを行なっている場合は塩漬けにするよりも、思い切って損切りをしたほうが、資金効率が上がることがあります。
まとめ
為替リスクとは、為替相場の変動によって生じるリスクのこと
為替リスクとは、為替相場の変動によって生じるリスクのことです。「為替変動リスク」や「外国為替リスク」とも呼ばれます。ここでのリスクとは、「危険」ではなく「不確実」という意味と捉えてください。
外貨建て取引には、為替リスクが付き物です。円と外貨の交換相場である為替相場は、常に変動しています。国の状況や世界の経済情勢によっては、為替相場が大きく動くことも少なくありません。
海外取引ではこうした事態が常に起こり得るものと考え、リスクヘッジしておく必要があるのです。
為替リスクの3つの種類
為替リスクには、大きく分けて3つの種類があります。具体的には「為替換算リスク」「為替取引リスク」「為替経済性リスク」です。
為替換算リスク
為替換算リスクとは、外貨建ての資産や負債の評価額が為替変動により増減するリスクを指します。実現損益として計上されるものではないものの、外貨建ての資産や負債の現在の評価額を把握しておくことが重要です。
為替取引リスク
為替取引リスクとは、為替相場の変動により、取引時の円建ての換算金額から、取引決済時の円建ての換算金額が変動するリスクのことです。契約日と決済日の為替レートが異なることにより、決済時の為替差損益が変動する可能性があります。
為替経済性リスク
為替経済性リスクとは、為替相場の変動が価格競争力や企業の生産構造などに影響を与えるリスクのことです。企業の採算性や競争力に影響が及ぶことにより、事業撤退を余儀なくされるなど、事業自体に大きな影響を与える恐れがあります。
為替リスクで重要な円高と円安の仕組み
為替リスクについて考える際、必ず押さえておきたいのが円高・円安の仕組みです。
円高とは、外国通貨に対して日本円の価値が上がることをいいます。反対に円安は、外国通貨に対して日本円の価値が下がることです。例えば1ドル150円から145円に変動した場合は円高、1ドル145円から150円に変動した場合は円安となります。
なお、円高・円安にはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらの状態が良いと一概に決められるものではありません。具体的なメリット・デメリットは、下記の通りです。
円高のメリットとデメリット
円高になると、海外の製品やサービスをより安く購入できるようになります。海外から原材料や部品などを調達している企業にとって、仕入れ価格がより安くなる点がメリットです。
一方で、製品やサービスを輸出している企業にとっては、外貨を円に換える際に利益が減ってしまう上に、海外での価格競争力が低下してしまうというデメリットがあります。
円安のメリットとデメリット
円安になると、外貨を円に換える際の利益が増える上に、海外での価格競争力が向上するため、製品やサービスを輸出している企業にとってはメリットと言えます。
一方で、輸入企業や消費者にとっては海外から調達する物品やサービスが割高になり、日本国内における競争力が低下したり、海外製品を購入しにくくなったりする点がデメリットです。
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【この記事を書いた人の自己紹介】
為替ヘッジとは、為替取引等を利用し、円高・円安といった為替変動による損益を回避(ヘッジ)することをいいます。