なぜドルが世界の基準なの?為替相場の関係とは?【海外旅行や海外投資に役立ちます!】

お金の底力
この記事を書いた人

このブログは、日常に潜む魅力を発信する雑記ぶろぐです。読者の皆さんに分かりやすく伝わってしまう内容です。(笑)
 私の思いをまとめるなら『考え方を変えることで、一人ひとりの人生は絶対に豊かになる。』 この一言です。頑張って記事を書いています。
 どうか一度、ご覧くださいね!

RioMay
RioMay

素朴な疑問・・・本日の円相場は〇〇円の円安です
などとニュースで流れていますね!
世界にはドル以外にも通貨があるのに、なぜ、

米国(アメリカ)ドルが基準なのか?
この悩みを解決します!


米国ドルが基準となったのはいつ頃?


1944年7月


基軸(きじく)通貨とは?


「世界のお金」のことを「基軸通貨」と呼びます!


基準となった経緯


アメリカのニューハンプシャー州ブレトンウッズに、連合国44ケ国代表が集まり、今後の国際通貨制度のあり方を話し合いました。

そこで決まった仕組みを「ブレトンウッズ体制」といいます。
町の名前からの由来ですね!

新しい国際通貨制度は、世界各国のお金アメリカのドルと結びつけました。
イギリスのポンドも、フランスのフランも、一ドルいくらと決めました。
交換比率を固定したので『固定相場』といいます。


もし外国がアメリカに交換の要求したら



外国:「アメリカさん、持っているドルを金と換えてくれ」と要求
      👇 
アメリカ:「金に交換します」


 交換比率は1オンス(28.35g)=35ドル

第二次世界大戦後、日本、ドイツ、イタリアも参加した。


日本は1ドル=360円の固定

固定相場であったので、各国のお金はいつも決まった比率でアメリカのドルと交換でき、そのドルは金と交換できるようになったのです。

ドルが世界の基軸通貨となったので、世界のお金の値段は、すべてドルで表示されることになりました



アメリカ経済の弱体


「ブレトンウィズ体制」という固定相場制のもとで、日本の企業は為替の変動を心配することなく、輸出に力を入れました。

ブレトンウッズ体制は、アメリカのドルが世界中に出回り、世界各国は、このドルを使って取引をすることを想定していました。

アメリカが外国を援助したり、外国から商品を買ったりすることで全世界にドルをあふれさせる。
そのおかげで世界中にドルが行きわたり、世界各国どこでも貿易支払いにドルを使えるようになりました。

ドルが世界にあふれるということは、やがて、ドルを金に変える要求がくることを意味します。

しかし、アメリカが持っている金の量は限りがあります。
やがては、金と交換ができなくなってしまいます。
アメリカ以外の国々が持っているドルの金額が、アメリカ政府が持っている金より多くなれば、金との交換ができなくなるからです。

そこで不安になった各国政府が、持っているドルを金と交換するようになり、アメリカに要求し始めました。
これにより、アメリカ政府が持っている金の量が急速に減り始めました。

1949年にアメリカ政府が持っていた金の量は、アメリカのドルにして245億ドル分でした。
それが10年後の1959年には、195億ドルまで減ってしまい、その後も減り続けます。

困ったアメリカは、1971年8月15日、当時のニクソン大統領が「今後、ドルと金の交換には応じない」と声明を出しました。

ドルをいくら持っていても、金と交換できないということ。
これは、戦後の国際通貨体制の崩壊を意味し、この声明が衝撃的で「ニクソン・ショック」と呼ばれました。

しかし、ニクソンショックにもかかわらず、ドルはやっぱり世界貿易の支払いに使われるお金でした。ドルに代わるお金がなかったのです。



「世界のお金」を利用した


アメリカは、ドルが「世界のお金」であり続けたことで恩恵を受けてきました。

アメリカ経済がうまくいかなくなると、他の国は、アメリカに投資するのをやめたくなりますが、貿易の支払いのため、ドルを持っていなければならないので、アメリカのドルを手に入れざるを得ません。

こうして、外国からお金がアメリカ国内に流れ込み続けるのです。

この仕組みによって、アメリカ経済は、不調になっても外国からの投資がなくなることはなく、やがて経済が回復するという好循環が続きました。


データ・世界経済を動かしたドルの歴史


1821年:イギリス、金本位体制を採用。世界の基軸通貨は英ポンド。

1879年:アメリカ、金本位体制に移行。

1917年:第一次成果大戦にアメリカ参戦。金兌換、金輸出停止。

1919年:アメリカ金本位制に復帰。

1929年:ニューヨーク株式市場の暴落を端に発し、世界恐慌。金本位制の終焉。

1944年:ブレトンウッズ協定終結。金為替本位制にもとづく調整可能な固定為替相場制が採用。

1946年:同協定にもとづいて「国際通貨基金(IMF)」が創設。

1971年:ニクソン・ショック。アメリカは金兌換を一方的に停止し、ブレトンウッズ体制崩壊。
同年12月:スミソニアン合意。変動為替相場制に移行。

1978年:IMF協定が改正。加盟国には為替安定が義務づけられる。

1985年:プラザ合意。変動為替相場制に移行後、初めて先進国首脳が本格的に世界金について協議し、協調介入。



ドルの基礎知識を使った資産運用

まとめ



銀行にドル預金がありますが「円が不安なら、ドルで」と考えるの当然です。
しかし、日本で使えるお金ががあくまでも円です。
ドルが永遠ではないことを忘れないで!



『米国ドルは・・・』

基軸通貨があるので貿易が成立

ドルは世界のお金

ドルに代わる通貨はいつ出現するか???です。



【このブログ記事を書いた人の自己紹介】


RioMay
RioMay

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も皆さんに役立つ記事を書いていきますね!

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました