子育て中のパパ・ママの中には「育児ストレスでノイローゼ状態になるかも?」と思っている方もいるのではないのでしょうか?
事前に育児ノイローゼの知識や症状に関して知っておくだけでも、対策などが迅速にできると思いますよ!
育児ノイローゼの症状
すぐにイライラしてしまう
育児ノイローゼになると神経が異常なまでに過敏になりますので、買おうと思っていたお菓子が売り切れていた、程度のささいなことでもイライラしたり、落ち込んだりしてしまいます。
無気力になる・やる気が起きない
うつと似た症状なのが無気力状態、脱力状態が続くという症状です。
シンクに洗い物がたまっているのに片付ける気力が無い、洗濯物が山のようになっているのにそのまま放置、おもちゃは散らかったま…というように、普段なら気になって片付けたり掃除したりするはずなのに、そのまま放置してやる気が起きないような場合は育児ノイローゼの疑いがあります。
以前好きだったものにも興味がなくなる
大好きだったはずのカフェ巡りやヨガ、映画などの趣味にすら一切の興味を持てなくなる…というような症状も発症します。
以前は没頭できていたような趣味でも、それをやり始めるのが億劫で見向きもしなくなる状態になったら要注意です。
我が子を可愛いと思えなくなる
生まれる前は待ちに待っていた我が子。生まれてすぐも可愛くてしょうがなかったはずなのに、段々と我が子を可愛いと思えなくなってしまうのも育児ノイローゼの症状です。
ただ、これはあなたが悪いのではなく、育児ノイローゼで精神的に不安定になった結果なので自分を責めないでくださいね。
不眠症になる
子供が生まれた直後は、夜泣きがひどかったり授乳しなければいけなかったりと、夜中に何度も起こされて睡眠不足になることが多いですよね。
睡眠不足が続くと体力的にもきつくなり、「いつでもいいから眠りたい」と思うようになりますが、育児ノイローゼになってしまうと、時間があっても寝付けないという症状になります。
疲れているのに、眠いはずなのに眠れない場合は育児ノイローゼを疑ったほうがいいですね。
家に引きこもりがちになる
気分転換のためにも外出することは効果的ですし、何より食材の買い出しや日用品の買い出しのために外出することは必要です。しかし、育児ノイローゼになってしまうと、無気力状態のために家から出たくなくなります。
結果的に、子供と一緒に家に引きこもってしまうので余計にストレスがたまりやすくなり悪循環が始まります。
人と会いたくなくなる
社交性がなくなるのも育児ノイローゼの症状の一つです。育児の悩みや愚痴を誰かに話して聞いてもらいたいはずなのに、誰かに会うのが億劫…と感じたら黄色信号です。
無気力、脱力状態で誰かに会って話をすることは相当なパワーを必要としますので、どれだけ仲の良い人であっても会いたくなくなってしまうのです。
育児ノイローゼの原因
ホルモンバランスや自律神経の乱れ
出産すると女性の体はホルモンのバランスが乱れます。妊娠継続を助けていた女性ホルモンの量が急激に変化し、妊娠前の状態に戻ろうとします。また、赤ちゃんのお世話で昼夜なく睡眠時間もぶつ切れなママの体は、慢性的な寝不足になり、自律神経は乱れや、睡眠障害を起こしやすいそうです。
このような状態になると何でも悲観的に考えてしまい、平常心でいられなくなることがあると言われています。精神の乱れはホルモンのバランスの乱れによるものだと、生理学的に証明されているのです。
赤ちゃんと2人の時間が多い
赤ちゃんが生後間もない場合や風邪を引いてしまった場合など、ママは外出もできずに下手をすれば一日中誰とも話さず、家の中で赤ちゃんと2人きりで過ごしています。また結婚で住み慣れた土地から離れたママや、自分で抱え込んでしまう性格のママ、 ママ友がいなく悩みを相談する相手もいなく寂しいと、自分をどんどん追い込んでしまうと言われています。
夫の理解や協力が得られない
パパが育児に対しての理解がなかったり、仕事が忙しくて家に帰ってこない場合、ママは家事も子供が生まれる前と同じようにしなくてはならなかったり、一人で育児をしなければならなかったり…とオーバーワークになります。
こうしてママが苦労しているのに、人生のパートナーであるはずのパパが、「君を一生守る」と言ったはずのパパが!! 赤ちゃん返りしちゃうパパが逆にママの仕事を増やしてしまうこともありますし、2人の子供なのにママ一人にばかり子育てを押し付けることもあるでしょう。こんなパパの場合、ママは追い詰められてしまうと言われています。
ママの性格
子育て中は自分や子供が失敗すると、「こんなはずじゃなかった」と落ち込むことってありますよね。真面目なママほど子供の失敗を自分のせいにして責めてしまうと言われています。そして子供を育てる自信がなくなってしまうのです。
また、育児が自分の理想通りにできないと、自己嫌悪に陥ってしまうママもいるそうです。完璧主義にこだわり、たとえ必要がなくても、体が悲鳴をあげても、家事や育児に手を抜けなくなってしまうと言われています。
核家族化
核家族化が進んだことで、昔なら同居しているおばあちゃんに子供を見てもらえたり、子育てのアドバイスをもらえたり、悩みを聞いてもらえたのに、今のママ達は自分ひとりで子育てをしなければなりません。
特に結婚で実家から離れた場所に住むママは、「密室育児」になることはもちろん、昔からの近所付き合いもないので、何かあったときに頼る人もいない環境になっています。
「頼る人がいない」というのは、ママにとっては相当なプレッシャーだと言われています。何でも「私がしなければ」と追い詰められてしまうのでしょうね。
育児ノイローゼの対処法
育児ノイローゼは、どのように対処すればよいのでしょうか。対処方法について紹介します。
完璧を目指さない
「子供は思い通りにならないもの」と割り切ってしまいましょう。「しなくてはならない」という考え方をやめてみたり、「まぁいっか」とほどほどに手抜きをするのも良いでしょう。
息抜きをする
「あれもやりたい」「これもやらなきゃ」とスケジュールを詰め込まず、余裕をもった計画を立てましょう。疲れたら少し休憩をしたり、子供と一緒にお昼寝をしたり、息抜きをすることも重要です。
人と会う時間を作る
育児をしていると、人と会ったり、大人と話す機会が減ってしまいます。悩んだときに自分で解決しようとしても、一人では限界があります。自分の悩みを共有し、より良い解決策を見つけるために人と会い、話をする機会を作りましょう。
パパに協力してもらう
たまにはパパだけで子供を見る時間を作ってもらうのもおすすめです。その日あったことも、こまめに話しておくことも重要です。パパにもしっかり育児してもらい、できるだけワンオペ育児になる時間を減らしましょう。
子育て支援センターを利用してみる
子育て支援センターでは、保育士や保健師、栄養士に育児についての不安や悩みの相談ができます。同じくらいの子供を持つ親同士も交流できるので、子育ての強い味方になってくれます。子育て支援センターは、自治体によってさまざまなサービスがあるので、お住まいの自治体にぜひ問い合わせてみてください。
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