テレビやネットでプロ野球選手が試合をする姿。
当たり前のように観ていますが、プロ野球選手になることはスゴイこと!
今日は、プロ野球選手の秘密を勉強します。
では、学びのスタート!
プロ野球選手のスゴイところ
プロ野球選手になれる確率
生まれながらにして類まれなる身体能力が求められ、つねに記録や順位という序列が形成されるアスリートの世界では、ことさら「夢」は遠いところにあります。
インターハイや甲子園で活躍し、オリンピックに出場したり、ドラフト上位指名を受け、プロとして活躍できる一流のアスリートはわずかに一握り。
プロ野球で言えば、2019年度のドラフト指名選手の合計は74名で、育成指名を入れても107名(うち21名は社会人)。
高校・大学からプロになれる確率は、卒業年度の野球部員合計54,624人から算出すると0.16%という途方もない数字であり、さらにいえば、そのうち10年以上在籍できる者は4割しかいないのです。
何人に一人?
毎年ドラフトでプロ野球選手になる人数の平均は84名です。
そのうち高校生、大学生が指名される人数はおおよそ60名ほどです。
ドラフト対象となる人数が高校生で約55,000人、大学生で約6,500人です。
高校生と大学生を合わせたドラフト対象人数は61,500人になります。
つまりプロ野球選手になれる人数は
61,500÷60=1,025
1,025名に1名がプロ野球選手になれる人数になります。
各球団の選手定員
NPBの支配下選手には70人という定員がある。それ以上の選手を抱える場合は、育成枠で登録する必要があります。育成枠には定員はありません。
支配下選手とは、一般に一軍と二軍を合わせた、1チームに所属する全選手のことを意味します。
図でイメージすると下図のとおりです。
支配下登録の主な流れ
1965年、ドラフト制度が導入された時は、支配下登録の最大数を60人とし、ドラフトで指名できる選手数は最大6人としていました。
その後、1991年にドラフトで指名できる選手数を最大10人引き上げたことで、支配下登録の最大数も70人に引き上げられました。
1球団につき70名まで登録することができます。 一軍、二軍に所属する、一軍の試合に出場できる権利を持つ選手のことを「支配下登録選手」といいます。
この支配下登録枠は70名であり、この70名の中の1人として契約するのが支配下契約です。
支配下契約を勝ち取ると、一軍出場の権利を得ることができます。
この支配下登録枠には入れないものの、球団から実力を買われて契約をするのが育成契約です。
育成選手
育成選手の背番号は3桁の数字と決められており、支配下登録選手とは明確に区別されています。もし支配下登録選手に変更する場合には、背番号も2桁以下に変更が必要となります。
育成選手として登録できる期間は最大3年となり、出場可能な公式戦は2軍の試合に限られています。
一軍の試合に出場をするためには、支配下登録選手となることが先決となります。
2005年から設けられた選手枠制度のこと。 通常のドラフト会議と同日に行われる育成ドラフトによって獲得される。 育成選手制度での契約を「育成契約」。 育成選手制度で登録されている選手のことを「育成選手」といいます。
プロ野球の給料は?
平均年俸は?
日本プロ野球選手会が公表した「2022年度の全球団プロ野球選手の平均年俸」は、
4,312万円という過去最高値となりました。
また、2019年度は3,985万円、2020年度が4,189万円 、2021年度は4,174万円なので、平均年俸は上昇していることが分かりますね。
手取り額は?
年俸1億円もらったとしても、そのうち所得税、住民税、事業税などの税金を引かれると、手取りは5,000万円ほどだと言われています。
つまり、年俸の約半分は税金として払っていることになります。
例えば、年俸が上がった翌年に怪我などが原因で急激に年俸が下がった場合、前年度の高額な住民税を払うことになるというケースも。
最低年俸
実は、プロ野球では最低保証年俸という保証制度があり、最低年俸の額があらかじめ決まっています。
1軍は1600万円、2軍選手は440万円、育成選手は240万円です。
育成選手に至っては、月に20万という新卒会社員とさほど変わらない年俸となっています。
プロ野球選手は自分のスキルと試合の結果で年俸が決まるため、評価が直接契約金に反映されるのは精神的に辛い場合もあるのだと実感できますね。
プロ選手としてのキャリアは「短命」に
日本野球機構(NPB)によると、2022年シーズンで戦力外となった選手、現役引退した選手の進路調査結果を発表。
対象は外国人選手ならびに、同一球団内で育成選手再契約締結選手を除く計145人。
平均年齢は27・8歳(22年10月31日時点)で、平均在籍年数は7・7年でした。
過去5年のデータをみても、戦力外・引退時の平均年齢は2016年の29.6歳から2020年の28.1歳まで年々低下が見られます。
在籍期間も平均8.5年(2016年)から7.7年(2020年)と下降気味。プロ野球選手としてのキャリアは短くなっている傾向が表れています。
そうなると、選手はより早くからセカンドキャリアを視野に入れた準備が必要となり、選手は野球以外の進路があることにも目を向けられるかが問題です。
まとめ
・ドラフトで指名される必要がある。
・支配下選手には70人という定員がある。
・1軍でベンチ入りできるのは25人。
・ 平均年齢は27・8歳(22年10月31日時点)で、平均在籍年数は7・7年。
・プロ野球では最低保証年俸という保証制度があり、最低年俸の額があらかじめ決まっている。
1軍は1600万円、2軍選手は440万円、育成選手は240万円
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