正直者は馬鹿を見る。
そんなことは知っているよ~、と思っている方へ。
2つの見方があることご存知でしょうか?
「正直者は報われる」のかは、この記事を読むと深く理解できますよ!
では、今日も勉強のスターート!
正直者が馬鹿を見るとは?
正直者が馬鹿を見る
悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直な者はかえってひどい目にあう。 世の中が乱れて、正しい事がなかなか通らないことをいう。
正直な仕立て屋のお話
『正直な仕立て屋』
ある国で大干ばつが起こりました。
作物は枯れ、家畜は死に絶え、国中の人が困っていたところ、聖職者の夢の中で、神様のお告げがありました。
『仕立て屋に祈りを捧げさせなさい。そうすれば大地に雨を降らせよう』
ところが仕立て屋は学問のない人でした。
神へ祈るためのヘブライ語も分からず、聖書の内容もよく覚えていない。
だから初め、聖職者は『きっとこの夢は間違いだ』と思って無視しました。
そして聖職者は学のある人達を集めて祈らせましたが、やはりいっこうに雨は降りませんでした。
その間も『仕立て屋に祈りを捧げさせよ』というお告げは繰り返し繰り返し、何度も夢の中に現れました。
そこでとうとう聖職者は仕立て屋に祈らせることにしました。
人々の代表として祈り台にのぼった仕立て屋は、いつも祈っている巻き尺を持ってこう祈りました。
『神様、私は仕立て屋を初めて40年になりますが、ただの一度も人を騙したり、ずる賢い商売をしたことはありません』
『この巻き尺をご覧になってもお分かりの通り、全く狂いのない正確な巻尺を使っております』
他の人は違います。
『わざと目盛りを狭くした巻き尺を使って、生地を多く使ったように見せかけ、高い料金をボッタくる仕立て屋』
『わざと秤(はかり)を狂わせて、粉の量を誤魔化す粉屋』
『同じように秤を狂わせて、油の量をチョロまかす油屋』
『でも私は違います。そういうことは一切していません』
『どうぞ、この私の正直で適正な商売を評価していただけるならば、なにとぞ雨を降らせてください』
すると、ついに雨が降り出しました。
その雨で、国中が救われました。
これを知った人々は、自分の店に飛んで帰り、秤や巻き尺を正しいものに直しました。
お話の真実を検討
この話を読んで、違和感を感じませんでしたか?
???
どこが変なんだ?
と思った方・・・
内容を確認しましょう!
『神様、私は仕立て屋を初めて40年になりますが、ただの一度も人を騙したり、ずる賢い商売をしたことはありません』
『この巻き尺をご覧になってもお分かりの通り、全く狂いのない正確な巻尺を使っております』
誰も気にとめられない、40年間、正直に生きていた。
これに違和感はありませんね?
他の人は違います。
『わざと目盛りを狭くした巻き尺を使って、生地を多く使ったように見せかけ、高い料金をボッタくる仕立て屋』
『わざと秤(はかり)を狂わせて、粉の量を誤魔化す粉屋』
『同じように秤を狂わせて、油の量をチョロまかす油屋』
『でも私は違います。そういうことは一切していません』
???ここで、正直な仕立て屋が他人をディスリ始めました。
神様は、仕立て屋の正直さを見ていて、40年間、気にもされなかった仕立て屋にスポットを当ててくれたのに・・・
このディスリ出した仕立て屋を現実社会に置き換えると
40年間、フリーランスで苦労していた仕事が社会で認められて大きな収益を得た。
正確な作業、アフターサービス、接客をしていました。そして、何より皆様のお力添えがあったからです。
しかし他のフリーランスは、違います。
私のような仕事はしていません。だから成果がでないのです。
そう、後半の
しかし他のフリーランスは、違います。
私のような仕事はしていません。だから成果がでないのです。
優位になった瞬間に他人をディスリ始めています。
こうなると、長い目で見ると、人は離れて行きます。
もっと分かりやすく言えば、
学生の友人や会社の同僚が、隠れて勉強し、有名大学、昇進した瞬間、急に
俺は毎日30分、必ず勉強していたんだ。継続は大切なんだ。
けど、お前たちは無理かもな。
と急にディスリだす。そうなると、これまで信頼していた関係に亀裂が入ってしまい、以後、気付かずディスリ続けると、修復不可能な状態に・・・
長い目で見ると、他人は離れてしまいます。
結局は、「自分のことを気にするべき」であって「他人に対してどうだ」とは言うべきではない。
とは言え、
逆の使い方も
俺は毎日30分、必ず勉強していたんだ。継続は大切なんだ。
だから、お前たちも出来る。ポイントはこうだよ。
自分より、相手よし、信頼関係よし
まさに「三方よし」ですね。
「三方よし」とは
売り手よし、買い手よし、世間よし。 いわゆる「三方よし」は、高島屋や伊藤忠商事、住友財閥などわが国を代表する企業のルーツとされる近江商人の経営哲学をあらわす言葉
以上、ユダヤ人の「人生の羅針盤」ともいえる書物・タルムードから「正直な仕立て屋」の話を紹介しました。
「正直な仕立て屋」は、「正直者が豊かになる」という原則を伝えるためのお話です。
「正直な仕立て屋」のポイントは2つです。
①学問よりも正直さ。
②適正な商売が神様に愛される。(いわゆる「三方よし」)
タルムードに関する記事
①「金の冠をかぶった雀」
②「太った7匹の牛と痩せた7匹の牛」
③「魔法のザクロ」
動画で解説
まとめ
①学問より、正直さ
②スキルよりマインド マインド第一 スキル・知識は第二
③適正な商売は神様に愛される
④適正とは『三方よし』 売り手よし、買い手よし、世間よし
⑤豊かになる正直者 バカを見る正直者 2パターン
【得する記事】
豊かになれる正直者が知っておきたい記事!
ギブ&テイク。まずは与えよ。
しかし、自己犠牲型のギバーは搾取されるだけで成功はしない。
どうすればいいのか?
詳細はこの記事に。
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