子育て中のパパさん、ママさん、子どものが部屋を散らかして大変だ~!という事はありませんか。
このまま片付けないほうが良いのか?子どもに注意をして片付けるべきか?
何が一番なのか、一緒に勉強しましょうね!
落書きの本質とは?
「ドゥードゥル(落書き)・レボリューション」という本の著者サニー・ブラウンさんは、落書きやいたずら書きを「思考ツール」だと位置づけています。
本に落書きをする人は、集中力・記憶力・想像力の向上が見られ、緊張をほぐされ、感情が豊かになったという結果がまとめられており、その内容は、数多くの科学者の証言や実験により支持されています。
一部の神経学者はこの説を支持しています。
彼らは脳の「デフォルト・ネットワーク」という根本的な部分に効果を見せているのではないかと予測しています。
デフォルト・ネットワークとは人の前頭葉と外部刺激の間に存在する脳内ネットワークの総称で、考える力を持つ前頭葉と感覚つかさどる部位を繋ぎ止める役割があります。
これをサポートする説の一つとして、2009年に応用心理学という学術誌で発表された研究結果があります。
その研究では被験者に研究員が発する幾つかの名前を覚えてもらい、それを後で思い出して貰うという実験を行いました。
被験者を二つのグループに分け、片方のグループには落書きをしながら覚えてもらった結果、落書きを行ったグループは、そうでないグループと比べると平均にして29%も多くの名前を思い出す事が出来たといいいます。
子どもが壁に落書きをしたくなる心理とは
落書きには大人子ども関係なく、ストレスを発散したりリラックスをしたりする効果があるそうです。
ですから子どもがストレスを感じたときに、ストレス解消したくて落書きをしてしまったり、親の意識を引きたいときなどに壁への落書きをしてしまうケースもあります。
また、子どもにとっては落書きすることで集中力や想像力の向上などの効果が見込めると言われています。
それで広くて白い壁に落書きをしたらどうなるのか、大きな絵を書いてみたらどんな絵が描けるのかなど、想像力と好奇心から壁に落書きするケースもあるそうです。
そのような大きな落書きには、子どもの記憶に強く残った体験や見聞きしたものを描いていることもあり、それは子どもの自己表現で個性の表れとも取れますよね。
ただ落書きをしたから叱る・怒るのではなく、何をどう描いたのかを見て聞いてあげると興味を持っているものがわかるかもしれませんよ。
【参考:サニー・ブラウンさんTEDの動画】
研究によると、スケッチや落書きは私たちの理解力や独創的な思考力を高めることが示されています。
散らかすことは実はいいこと
子供はみんな落ち着きがないんですよね。だいたい皆そうです。
子供は本当にいろんなものに興味を持ちます。興味が次々に色々なものに移るので、一つのことに集中できる子供の方が少ないと思います。
子供の世界には面白そうなことや興味深いものがありとあらゆるところに転がっています。
その中でお父さんお母さんにできることは、そのたくさんの興味関心の中からどれに集中しているかを見極め、伸ばしてあげることです。
「ぐちゃぐちゃにする」行為には意味があるんですよ!
おもちゃを散らかしたり、絵を描くときにぐちゃぐちゃにしたりする瞬間、子供達の右脳は活発に動いています。この瞬間は非常に大事で、成長に大きく寄与します。
右脳を解放することによって新しい物事の発見やひらめきが生まれます。
お父さんお母さんにはこの時間を大切にしてもらいたいと思っています。良くないことだと怒ったりしないでほしいのです。
怒ってしまうと、かえって脳はしぼんでしまいます。
おもちゃを広げるのは「散らかし」ではない
子どもは遊びを通じて、コツコツやる力や仮説を立てて実験する力、工夫する力を養います。
これらは、どんな場面でも大切になる一生モノの力で、後から育てるのは難しいもの。子どもが夢中になれる機会をどれだけ作れるかが大切なのです。
特に0~2歳までは「片付けなさい」の声かけ避けたほうがいいそう。
それ以降も、本人が遊び(学び)に十分満足したかどうかを確認したうえで『一緒に戻すのを手伝って』と声をかけていくのが良いとか。
発想の転換が必要で、モノを片付けるというよりも、『次に使いやすいように戻す』視点が大切。次に使いやすくするためのレイアウトを考えてあげるようにしましょうね。
親目線ではなく、子目線のおかたづけ
リビングの一画に設ける「子供スペース」は、カラーボックス1つ分の空間で十分!
そこに収まる程度の“お子さんが扱いやすい”専用おもちゃ箱を作ってみてはいかがでしょうか?
要るもの・要らないものに分けた後は?
「使うモノ・遊ぶモノだけになったら『おもちゃのおうち』を用意します。つまり、今遊ぶモノを入れる箱やケースです。
一つの箱・ケースにまとめてリビングに置くようにすれば、色が散らばることもなくゴチャゴチャ感が減ります。
そして、お子さんには「この箱に入るだけのモノを入れよう」と伝えましょう。
箱は、軽く・持ちやすく・清潔 であることがポイント!
お子さんの年齢に合わせて、子どもが持てるモノを。
「おもちゃのおうちを作るけど、どんな色がいい?どれだったら持てる?どれだったら入る?」とお子さんに選ばせてみてください。
お洒落な木のおもちゃ箱を好む親御さんも多いですが、ホコリが付きやすい・重たい・洗いにくい・・・と、子供用には適していません。
見た目をよくしたいと思っているモノが、おもちゃを出しにくい・戻しにくい・持ちにくいなどはよくある事です。
使いやすさも考えながら、一番は“どんな箱ならば、子供が楽しく戻せるか”を、親目線でなく子目線で考えましょう。
既製品でなくても、ダンボールに自分で絵を描いたり塗ったり、シールを貼ったりしてオリジナルのおもちゃ箱を作るのもイイですね!お子さんにとっては、その箱自体が宝物になりますし、親御さんにとっても子育て中の素敵な思い出になるのではないでしょうか。」
でも親のストレスを軽減したい
ストレスが溜まるのを防ぐためには、なるべく物が散らかりにくくなる対策をうつべきです。
1、おもちゃ
子供が毎日散らかすものはおもちゃです。おもちゃは散らかるものと理解して、対策しなければならないです。
使わないおもちゃは捨てる
おもちゃは、色々な人からもらうので、日に日に増えていきます。
なので、成長にあわせて、使わないものはどんどん捨てていくべきです。
おもちゃが無ければ、片付けるものも減ります。またおもちゃが溜まると、整理する作業も増えます。
おもちゃ箱を分ける
おもちゃ箱を3-4つぐらいに分けるべきです。使うおもちゃ箱だけ渡して、使わないおもちゃ箱は子供の手の届かなく、見えないところにしまいましょう。そうすることで、おもちゃの散らかる量が少なくなり、片付けを最小限にできます。
2、フックを高い位置につける。
子供が手の届くところに物があれば、それですぐに遊び始めます。フックや棚などは、手の届かない位置に設置して、それに帽子や鞄などをかけると良いでしょう。
3、柵をつける
キッチンなどの、危険な物・触られたくないものがおいている場所に入られると、色々と面倒です。それを防ぐためにも、子供用の柵を取り付けましょう。物理的に子供が遊んでいい空間を作ることで、散らかすものは限定されます。
4、机にものを置かない
子供が手にするものは、全ておもちゃとして扱われます。子供が置かれている物で遊んでいても、叱るのはよくないです。手の届くところに、物を置かないことを意識しましょう。机やテレビラックには、子供が小さいうちは、物を置くことを控えるべきです。
5、ティッシュは手の届かないところへ
幼児はティッシュを出すのが大好きです。無くなるまで出し続けます。ティッシュは必ず手が届かないところへ置いておきましょう。
6、引き出しにロックをする
子供は引き出しを開けて、入っているものを出したがります。そもそも、引き出しが開かなければ、物が散らからずに済みます。ドアロックをつけるだけで、解決できます。またこの商品は、地震対策にも使えるので、オススメです。
まとめ
落書きしたくなるのも!
大人になっても落書きをした経験はありませんか?
例えば、電話中や授業中などに意味もなく落書きした事ってあると思います。
実は、その落書きで脳の緊張を和らげ集中力を高めているそうです。落書きにはストレス発散と脳のリラックス効果などがあるんですね。
同様に子どもの落書きも、ストレスを発散させ集中力や想像力を高める効果があります。
また、手を動かす事により記憶力も高める事ができるので、子どもにとって良い事づくしですよね。
子どもは普段好き勝手やっているように見えても、思うように自分の意思が伝わらなかったり、やってみたい事が出来なかったりなど、ストレスはあります。そのストレス発散法の1つとして落書きをしてしまうという理由があるようです。
部屋は散らかっているほうがいい
子どもの脳を育てる、本当のかしこさを育てるなどと言うと、いろんなことをしてあげなきゃいけないと思うかもしれません。
しかし、私が大事だと思うのは、むしろ「好奇心の邪魔をしないこと」です。子どもが何かを触りたい、何かで遊びたい、そういうときに「汚いからダメ」「危ないからダメ」と止めないでほしいのです。
それはもちろん、命や健康に関わるようなことは止めなければなりませんが、子どものやりたいという気持ちはなるべく大事にしてあげてください。
「子どもの好きなようにやらせると部屋が散らかるし……」と思うかもしれませんが、実は、子どもの脳にとっては「部屋は散らかっているほうがいい」のです。
アフォーダンスという概念があって、環境が人間の発達へ影響したり刺激を与えたりすることがわかっています。
子どもも家の中や公園など、その環境を形成するさまざまな要素に影響されて、新しい動作や感情を発達させていきます。
つまり、部屋の中のテーブルやいす、本棚、おもちゃ、いろんなものをたたいたり触ったり登ったりなめたりかじったり、そういう体験を増やすことで、子どもの脳はどんどん発達するのです。
部屋にはいろんなものがあって、子どもが自由に触れる。そんな環境こそ、アフォーダンスな環境なんです。
子どもがおもちゃを投げた。椅子に登ろうとした。
壁にかかっている絵をひっぱろうとする。クッキー缶のふたを開ける……親からすると「散らかさないでー!」と叫びたくなるかもしれませんが、そういうときこそ「脳が発達してる」「いま、ドーパミンが出てる!」と自分に言い聞かせてぐっと我慢してみましょう。
親は子どもの邪魔をしないで笑顔でいよう
そして最後に皆さんにお伝えしたいのが、「笑顔でいる」ということです。
子どもは親が笑顔でいれば、それだけでたのしく、うれしいのです。
脳科学の研究で、子どもは親の膝の上に座らせて遊んだり、勉強したりするとドーパミンが分泌されやすく、かしこさが育つという結果が出ています。
お父さんお母さんのぬくもりの中、笑顔で見守られていると感じることは、子どもにとって何よりも幸せで安心なことです。
安心で安全でなければ、脳は楽しさやうれしさを感じることはできません。
ですから、毎日の子育てでちょっと疲れているかもしれませんが、お父さんお母さんはなるべく笑顔でいてください。
そして子どもがワクワクドキドキすることを邪魔しないで、楽しさやうれしさを毎日たくさん体験させてあげてください。そうすることで、あなたのお子さんの天才が目覚めるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今、子育てでイライラしている・・・
ストレスが溜まっている・・・
そんな方は要注意です!危険な行為を子どもにしていないでしょうか?
一度、自分を見つめ直してほしいです!
危険な行為には気付けたけど・・・
では、どうしたらいいの?
そんな悩みの方に解決策やヒントが書かれたのは・・・
【このブログ記事を書いた人の自己紹介】