子どもが知らぬ間にアイテム課金をしている・・・
そんな事が現実に起こっているのです。
「うちの子に限って・・・そんな事はない」それは一番危険ですよ!
今日はネットゲームの「アイテム課金」について勉強しますね!
ではスタート!
アイテム課金(アイテムかきん)とは
コンピュータゲーム内で利用できるアイテム(追加コンテンツ)を課金してユーザーに販売するビジネスモデル。
日本オンラインゲーム協会(JOGA)のガイドラインによると、2021年現在、ゲームの課金方式は「パッケージ販売」・「月額課金」・「アイテム課金」・「従量課金」(プレイするたびに課金する方式)・「その他の課金」(複数の課金方法を組み合わせたものなど)の5種類あるとされており、そのうちの「アイテム課金」について本稿で扱う。以下、用語などは日本オンラインゲーム協会のガイドラインになるべく従うものとする。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
提供会社の戦略の秘密
ソーシャルゲームの提供会社は、ビジネスを成り立たせるため、利益を出そうと試みます。
そこで、ユーザーが課金アイテムをどんどん購入したくなるような仕組みを用意しているのです。
まず、ユーザーがゲームを開始します。
途中まではスムーズにプレイできるよう設計されているものが多いので、ユーザーはどんどん夢中になります。
しかし、ある程度までゲームが進むとだんだん難しくなり、無料アイテムだけではクリアできなくなります。
何故、欲しくなってしまうのか・・・その心理についてまとめた記事がこちら!
課金のパターンはほかに、「キャラクター育成の時間を短縮するため、経験値が増えるアイテムを購入する」などがあります。
たびたびニュースでも取り上げられてきた、希少アイテムなどが当たる有料くじ「ガチャ」もそのひとつです。
課金アイテムのほとんどは数百円程度と少額なので、つい「大したことない金額」と思いがち。敵を倒したり、珍しいアイテムを入手したりするたびに達成感や満足感も得られるので、少額アイテムの購入を繰り返してしまいます。
そして、「大したことない金額」がどんどんふくれあがるのです。
気づいたらとんでもない額のお金を使っていた、とならないために、遊ぶ前に「限度額」を決めておくといいですよ。 !
提供会社の儲かる仕組み
ソーシャルゲームは、基本的には「たまにお金を払ってくれる人がいる」という状態を作り出すことで商売を成り立たせています。
この「たまに」の回数が増えたり、払ってくれる金額が増えることで、売り上げが伸びていきます。
そこで、そうさせるにはどうすればいいか、日々頭をひねっているのがソーシャルゲームを作っている人たちです。
1つ例を上げてみましょう。10個あるリンゴを1個100円で売るとします。10人のお客さんが1つずつ買ってくれると、売り上げは1000円です。ごく基本的な商売の仕方ですね
ですが「リンゴはタダで配ります。ただし1000円払ってくれたらこの場でリンゴ1つを使ってアップルパイにします」という商売をすれば、アップルパイを1つ買ってくれる人がいれば他のリンゴ9個をただで配っても、同じ1000円の売り上げが発生することになります。
さらに、残りの9個の中からさらにもう1つアップルパイが売れたら、売り上げはなんと倍の2000円になるわけです。
これが基本的なソーシャルゲームのビジネスモデルです。
子どもが黙って課金するトラブルの現状
実例
実例1
テレビで無料とCMをしているゲームサイトに、無料ならと思い、娘のために自分のスマホで登録をしました。娘は本当のお金が必要だと思わず、アイテムを多数購入して遊びました。
後日カード会社から約10万円もの請求書が届きました。
実例2
カード会社からオンラインゲームの利用料金2万円の請求がありました。驚いて息子に聞くと、ゲームの利用について友達に教えてもらい、無断でカードを持ち出して使ったことを認めました。息子の話では、年齢確認画面を11歳にしたらゲームができないので、20歳以上と入力したとのことでした。
実例から分かるように、子どもはゲームの無料の部分とお金が必要となる部分やの仕組みや、カード決済のルールも知らずに、アイテム欲しさに課金してしまったようです。
国が把握する現状
国民生活センターの調査によると、オンラインゲームによる子ども(小中高校生)の課金トラブルなどの相談件数は、2016年は1171件だったが、昨年(2020年)は3723件と3倍以上に増えています=図1参照。
国民生活センターによると、2021年は2020年を上回るペースだったようです。
男子が圧倒的に多く、相談内容の9割を占めています。
相談金額は10万円~50万円未満が44%と一番多く、50万円~100万円未満が10%、100万円以上という高額も5%いました。
急増する子どものオンラインゲーム・トラブル(国民生活センター作成)
https://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20210812_2.pdf
【独立行政法人国民生活センターより】
親のクレジットカードを勝手に使う
子どもが親のクレジットカードを勝手に使ってゲーム課金をした場合、未成年者の契約だから支払いの義務はないと思う方もいるかもしれません。しかし、未成年だからといって必ず返金されるとは限りません。
民法では、未成年者が親権者などの承諾を得ずに行った契約は後から取り消せるとされていますが、親のクレジットカードを使って決済をした場合には当てはまらず、親のクレジットカードの管理責任が問われます。
これは会員規約で定められた「善菅注意義務」とよばれるもので、名義人がカードを適切に管理せず名義人以外の人に使用された場合は支払い義務が生じる可能性があります。
また、子どもが「嘘の生年月日」を登録し年齢を20歳以上と偽ったケースでは、返金が難しいようです。
請求の取消や返金を希望する場合は、まずはクレジットカード会社とオンラインゲームの提供会社、必要であればApp StoreやGoogle Playの運営元へ課金請求について事情を話して相談することが大切です。
子どもが多額を課金した場合の対処方法
相談先は「消費者センター」
Apple から購入した App やコンテンツの返金手続きをする
App Store、iTunes Store、Apple Books、その他の Apple サービスで購入した一部のアイテムは返金の対象となる場合があります。返金手続きは Web ブラウザからできます (どのデバイス上でもできます)。
Androidの課金を返金してもらう方法
- アカウント情報画面を開く
- 購入履歴を確認する
- 払い戻しをタップ
1.アカウント情報画面を開く
Android端末での返金は、Playストアのアカウント情報から行います。
GooglePlayストア内の左上にある三本線(ハンバーガーアイコン)からメニュー画面を開き、「アカウント情報」をタップしましょう。
2.購入履歴を確認する
アカウント情報画面にある、「購入履歴」ボタンより購入履歴を確認します。
3.払い戻しをタップ
購入履歴画面から、返金したいアイテムを選択して「払い戻し」をタップします。
アイテム購入後、2時間が経過すると「払い戻し」ボタンが消えてしまうので注意しましょう。
まとめ
①オンラインゲームで課金する場合のルールを家族で話し合う
②保護者のアカウントで子どもに利用させず、保護者のアカウントで子どものアカウントを管理、保護できるように「ペアレンタルコントロール」を利用する
③子どもが使うゲームの課金システムを理解する
オンラインゲームでアイテムを購入する際には、原則、プラットフォームのアカウントの ID とパスワードが必要です。しかし、プラットフォームによっては、パスワードを入力せずに決済できるように設定を変更することもできます。また、スマートフォン端末でキャリア決済を利用して課金する場合も、原則キャリア決済のパスワードが必要ですが、同様にパスワードの入力を不要にすることも可能ですよ
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【この記事を書いた人の自己紹介】
そこで目に入るのが、強い武器などの有料アイテム。あと少しで敵を倒せる場面ならば、欲しくなってしまうのは当然な心理ですよね。