「ゲーム」・「スマホ」がやめられない!依存症の危険性とは?【子どもの教育にどう影響するのか?】

あるある子育て悩み
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 私の思いをまとめるなら『考え方を変えることで、一人ひとりの人生は絶対に豊かになる。』 この一言です。頑張って記事を書いています。
 どうか一度、ご覧くださいね!

RioMay
RioMay

小学校から中学校は、「勉強」と「ゲーム」の両立ができない
と悩んでいるパパさん、ママさんもいるかと思います。
まずは、世間一般的にゲームはどうなのか?

今後の対策について一緒に学んでいきましょうね。


平均学習時間


公文教育研究会が小学校低学年の家庭を対象に、コロナ休校前に行った「家庭学習調査 2019」によると、

4人に1人が毎日1時間以上

ゲームをして、


家での1日の学習時間の平均は37.1分


であるとのことです。

「子どもの家庭での過ごし方」について、ゲーム時間を聞いたところ、

「1時間以上ゲームをする」が26.1%と4分の1
前年度の19.5%から6.6%増加
「30分以上ゲームする」を含めると50.0%
「ゲームをまったくしない」は20.0%


との調査結果です。


RioMay
RioMay

コロナ前なので、2020年春のコロナ休校中は、
もっとゲーム時間が多かったかもしれないわね!


国の調査結果


文部科学省は、毎年全国学力・学習状況調査を実施しています。


その最新版である「平成29年度 全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」によると、ゲーム時間が長ければ学力テストの正答率も落ちているという結果が出ています。


調査結果資料の中で「平日で、1日当たりどれくらいの時間ゲームをしますか」という設問をしたところ、ゲームを全くしない小学生と4時間以上する小学生の間では、以下のような差がありました。


【国語A、国語B、算数A、算数Bの平均正答率】
4時間以上ゲームをする:65.5%、46.2%、68.2%、35.2%
ゲームを全くしない:79.5 %、63.7%、83.4%、52.6%




上記の間には、ゲームを1時間以内、2時間以内、3時間以内、4時間以内するという段階もありますが、すべての数字に置いてきれいな相関関係ができており、ゲームの時間が長ければ長いほど成績は落ちるという結果が出ています。


【文部科学省・学力調査】
 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/



ゲームによる障害


「ゲーム障害」に関する初の実態調査で、10代・20代の18.3%が


平日でも1日3時間以上をゲームに費やしている


ことが明らかになっています。



ゲームする時間が長い人ほど依存症傾向が強く、生活に支障を来たしたり、健康に影響が及んだりしている。




調査は、厚生労働省の補助事業として国立病院機構久里浜医療センター(神奈川県)が実施し、全国から抽出した10~29歳9000人を対象とし、5100人から回答を得ました。



過去12カ月にゲームをしたことがあったのは

85%(男性92.6%、女性77.4%)
使用する機器(複数回答)は


スマートフォンが80.7%と最も多い

据え置き型ゲーム機48.3%

携帯型ゲーム機33.6%

ゲームをする場所(複数回答)は自宅が97.6%

であった。



「ゲームをやめなければいけない時に、しばしばやめられなかったか?」の質問に対して、



ゲーム時間が1時間未満の人は21.9%
6時間以上の人は45.5%が「はい」と答えた。


6時間以上の人の約3割は「ゲームのために、スポーツ、趣味、友だちや親戚と合うなどといった大切な活動に対する興味が著しく下がったと思う」としている。




平日のゲームの時間やめるべき時にやめられなかった(%)大切な活動への興味が下がった(%)
~1時間21.92.9
1~2時間28.56.9
2~3時間32.711.1
3~4時間34.710.0
4~5時間43.322.4
5~6時間37.420.3
6時間以上45.528.9

【出所 : 国立病院機構久里浜医療センター】




また、ゲーム時間が6時間以上の人の約4割は、腰痛、目の痛み、頭痛などの身体の問題や、睡眠障害、憂うつなどの心の問題を引き起こしてもゲームを続けたと答えています。



約半数が幼児や小学生のうちからオンラインゲームを始めています。




大人ですら片時もスマホを手放せない人も多いのに、子どもに自制心を求めるには限界がある。




子どもを依存症にさせないのは大人の責任だと断言できます。




結局ゲームをするリスクは?


ゲームをやりすぎることの最大のリスクは、中毒性にあります。



ベルギーのゲント大学の研究者らは、普段から9時間以上のゲームをする青少年を集めて、脳をスキャンしました。



9時間以上のゲームをするグループは、中毒症状と関係する脳の部位が、変化していました。つまり依存症の疑いです。



ゲームもメリットは?


ゲームは子供が時間を忘れて夢中になる遊びのアイテムとして語られることが多いものですが、実は、ゲームをすることで遊びながら知らないうちに多くのことを学習しているともいわれています。




ゲームには守らなければならないルールがあり、何度も繰り返しチャレンジする粘り強さが培われます。


ゲームを進めるための知識や努力してやっとクリアできる達成感、その情報や感動を友達と共有することによって社会性も育まれます。



頭ごなしにゲームを禁止するのではなく、ゲームが子供にもたらすさまざまなメリットに注目してみましょう。




記憶力・考える力が上がる


ゲームには対戦型やロールプレーイング型などさまざまな種類がありますが、いずれにしても最終的にクリアすることがゴールとなります。



どのゲームも長く楽しめるように簡単にはクリアできない構成になっており、何度も試行錯誤しながらどうすればクリアできるかということを常に考えながら操作する必要があります。



一度した失敗は繰り返さないように、アイテムを手に入れることができるポイントを逃さないように、など記憶力が必要となるため、遊びながら記憶力が研ぎ澄まされていくことになります。





ゲームが直接勉強につながらなくても、創意工夫して考える力や記憶力が鍛えられるというメリットがあることは否定できないでしょう。




注意力・集中力が上がる


ゲームでは思わぬミスが命取りとなり、それでゲームオーバーになることがあります。



同じミスを繰り返さないように注意しながら遊ぶことになるので、注意力が向上するといえるでしょう。


また、緻密な動きでボタンなどを操作しなければならないため、失敗しないために全神経を集中しなければならない状態が長く続きます。



そのため、1つのことだけに集中する力も遊びながら自然に身につきます。




脳が活性化される


ゲームをする際には、常に次の行動を予測しながら、また、危険回避をしながら指先で機器を操作しなければなりません。



手指を動かすことはボケ防止にもつながるといわれていますが、手指の細かい動きはそれだけ脳を活性化させるものなのです。
微妙なタイミングやスピードでボタンを操作する動作で脳が大いに活性化されます。



ゲームは何度も失敗や、挑戦を繰り返すことを続け、1つの課題をクリアするために何種類もの方法を考えるなど試行錯誤します。



このような活動は脳を活性化するだけでなく考え方に柔軟性を持たせたり、粘り強く問題を解決しようという能力を向上させたりすることにもつながるでしょう。




物事を計画的に進める能力が身につく


ゲームはクリアするためにルールにのっとってステップを踏みながら着実に前に進まなくてはなりません。




知らず知らずのうちに最短、最善の方法を探し出して実行する能力が身につきます。
プランがないチャレンジでは何度も同じ失敗をしてしまうので、自然と計画的に進める力の向上が期待できます。


家庭でゲームをするための約束事が決められている場合は、やるべきことを短時間で済ませた後にゲームを楽しもうとする態度が培われます。




ゲームをしたいためにほかのことにかける時間の効率性についても考えるようになり、自然に物事を計画的に進める能力も身につくでしょう。




コミュニケーション能力・社会性が養われる


ゲームは1人で集中することが多いため、友達と遊んだり、社会性を身につけたりする上で弊害があるのではないかと心配する声もあります。




しかし、実は、小学生ではゲームをしている子供の方が社会性が高いという研究報告もあり、ゲームを通じて友達とコミュニケーションを図るという場面も多くみられています。


学校でもゲームのキャラクターやアイテムのことを話題にして新しい友達ができたり、キャラクターを交換したりする楽しみがあります。



また、ゲームがクリアできたことによってクラスのヒーロー的な存在になることもあるでしょう。




ただ、その一方でオンラインゲームなどの場合は見知らぬ人とインターネット上で簡単にやり取りができることもあり、保護者による規制が必要です。


対策



平日は60分、休日は90分まで。ゲームをやる前に必ず宿題を終わらせる



宿題や勉強が終わるまでと寝る前は、親が預かる




家族で出かけるときはゲーム機は持っていかない




20分ゲームをしたら1時間勉強。1時間勉強したら20分ゲームというルールを決める




タイマーをセットして、アラームが鳴るまでに片付けまで終わらせる



ゲームをやるときは、必ずリビングなど親から見える場所で



テストの点数や成績次第で没収



そのうち飽きてやらなくなるので、特に時間制限は設けていない




ゲームの危険性を伝える


1番に思いつくのは、依存症になる危険性ですよね。



それから目や脳への影響も心配です。



ゲームの内容によっては、暴力的だったり残虐だったり、悪影響を与えるものもあります。
 



スマホゲームなどインターネットに接続する場合は、課金システムにも気をつけなければなりません。
 



これらの危険性がとても心配だ、ということを子どもにしっかり話して理解してもらいましょう。




子ども自身にしっかり考えさせる



危険性について話した後は、そのことについて、子ども自身にしっかり考えさせてください。



そして、じっくり話を聞いてみましょう。



ここで、子どもがどの程度、危険性について理解しているかを見極めます。



それを踏まえて、どのようなルール作りをすればよいかを決めていきましょう。




親子で話し合ってルールを決める



最後は、子どもときちんと話し合ってルールを決めてください。



パパさん、ママさんが一方的に提示するのではなく、一緒に決めるということが大事。




自分自身で決めたルールは、達成しやすいという心理的効果もあります!
決まったルールは、いつでも見て思い出せるよう、ゲーム機の近くなどに貼りだしておきましょう。




ペナルティを決めるかどうかは、各ご家庭の判断にお任せします。
子どもと双方が納得できる内容であればいいですね。


もっと詳しく知りたい方に、おすすめの本があります。


ゲーム・スマホ依存から子どもを守るには・・・


この本には・・・初心者でも分かりやすく書かれています。


本当にわかりやすいですよ!





まとめ


ゲーム自体を否定することは絶対にしてはいけません。



なぜから、ゲーム関連による需要や社会ニーズの増加、また今後必要とされるプログラミングにも繋がっていくからです。


ただ、やはり、何事もほどほどが大切ですね!



24時間の時間をうまく活用して、学習とゲームとバランスよく使いこなせるように、パパさん、ママさんの力が子どもに必要なのですよ!


しかし、そう言われても早く何とかしたい・・・



なかなか、知識ではわかっていても、行動ができない、依存症から抜け出せない・・・


こんなときには、グッズを活用するのも良いかもです!


【参考:保健師お役立ち情報】

https://primary-assist.co.jp/knowledge/healthcare/game_obstacle.html



【参考:ゲーム依存症の関連動画】



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